「パパの娘に生まれてくれて、ありがとう」7番房の奇跡 shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
パパの娘に生まれてくれて、ありがとう
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映画「7番房の奇跡」(イ・ファンギョン監督)から。
知的障がいだけど子どものように無邪気な父・ヨングと、
無邪気な娘・イェスンの親子(父娘)愛が、切ない。
この「父娘」の関係って、けっこう微妙だから、
映画「アルマゲドン」(マイケル・ベイ監督)頃から、
この親子関係の作品には、ずっと泣かされ続けている、
今回も、もちろん泣かされた。
特に死刑執行日・12月23日のシーン。
「パパのおかげで生まれました。ありがとう」
「パパの娘に生まれてくれて、ありがとう」
「行ってきます、さようなら」「パパ、バイバイ」
これはずるい、としか言えないくらいの台詞。
だけど、今回不思議だったのは、最愛の娘から言われた
「パパのおかげで生まれました。ありがとう」ではなく、
父親から娘へのメッセージ。
「パパの娘に生まれてくれて、ありがとう」
これは、思っていても、なかなか言える言葉ではない。
言われた娘は、まだ小さかったけれど、
この言葉が支えとなって生きてきたんじゃないかな。
P.S
この映画は、冒頭だけでも2度観ることをお勧めする。
新しいパパも、謎の占い師も、そして牧師の言葉も。
冒頭の伏線シーン、途中では思い出せないので・・。
P.S(2)
セーラームーンの定番台詞「月に代わってお仕置きよ」が
「正義の名の下にお仕置きよ」になって、ちょっと違和感。
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