「美しい映画」太秦ライムライト とりさんの映画レビュー(感想・評価)
美しい映画
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観終わった後、体がフワフワとなる、素晴らしい作品でした。
オープニングの映像でぐっと引き込まれ、最後の斬り合いそしてラストシーンがあまりにも美しく、スッと暗転し、そこでほーっとため息が出ました。
私が観た際、客席には白髪のお客さんが多く、その劇場の観客の中では20代の私が最年少のようでしたが、私が涙を拭いていると周りからもグスグスと泣き声が聞こえ、この時代が巡る映画を観ながらいろんな年代の人と感動を分かち合えているのを感じ、とても嬉しく思いました。
少し悪口なんですが、あのクソプロデューサーみたいなやつ、最後までクソでいてほしかったです。あの人は尾上さんが何か言おうが何かに気付いたり改心するようなタマじゃないはずです。工藤氏は最高でした!でもあの人がこれから間違いのないものを作っていってくれるようになると思えるし嬉しいです。
最も好きなシーンは、故郷にて、香美山さんが子供時代の自分と出会うシーンです。
香美山さんのような人になりたいです。
しかし、それにしても尾上清十郎もめちゃくちゃにかっこよく、なれるものならなりたいものです。
世界は美しいです。そう信じます。
終わり。
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