仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武(ガイム)&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦のレビュー・感想・評価
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戦国って
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ウィザードは正当的な続編で、鎧武は変則的な番外編でした。
戦国時代でライダー大戦というコンセプト自体が既におかしいのに、その戦国時代の人達は普通に車を乗りこなし、洋服と着物の折衷みたいな傾いた服装を着て、現代的な英単語混じりの日本語を話しています。
看板にはローマ字で地名が書かれているし、本能寺は寺でなく教会だったりする。
でも城下町は時代劇っぽい作りになっているし、信長や秀吉、家康といった武将も登場する。
戦国時代でそれらの武将が登場するからには、戦国時代劇というべきなのでしょうが、これを観たあとで47RONINを観ると、あのファンタジー忠臣蔵が超本格正統派時代劇にみえてしまうから不思議なものです。
そこらはネタとして割り切れますが、それ以外に一つ不満点があります。
ディケイド以降の夏の劇場版では、秋からの新番組の主役ライダーの顔見せ共演が定番になっていますが、今年のウィザードには鎧武は登場しませんでした。
そして今回の映画の前半部のウィザード編のラストで鎧武(の偽物)と怪人が仮面ライダービーストを襲ったところで終わっているのです。
この展開なら鎧武のことを知らないウィザードが鎧武を敵だと思って戦いになるのがセオリーじゃないですか!
ですが、ウィザードと鎧武が出遭ったらあっという間に仲間になってしまったので拍子抜けもいいところです。
これでは夏の映画に鎧武が出なかったのも無意味だし、敵が鎧武ソックリなのもほぼ無意味じゃないですか!
期待してた分だけにがっかりです。
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