マイヤーリングのレビュー・感想・評価
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ヘプバーンがとにかく可愛い!
悲劇ですね。
話としては、ウィキペディアで知っていた展開(実際に起こった事件の方)ので驚きはなかったです。
当時はカラー放送だったそうなので、いつかカラーになったらまた観たいです。
テレビでやっていたものを更にカメラで録画したというので、仕方のないことなんでしょうけど、画質もあまり良くなかったです。
以前ヘプバーン特集を見たときに「マリリン・モンローとは浮気ができるけど、オードリー・ヘプバーンは本気になってしまう」と言われていたので、まさにそれだな、と思いました。
純粋で、公園で踊るシーンは可愛くて可哀想で涙が出そうでした。
未公開だったのにはそれなりの理由が有ったのかも知れないね、半世紀前なら良いけど、今ではお蔵入り映画でも仕方ないかな?
我が国日本の映画ファンの間ではこの女優を嫌いな人は恐らくはいないのではなかろうか?
特に女性誌では多数特集を組まれ、今尚多くの人を魅了し続けて、必ず映画ファン必見の名作では、彼女の代表作 「ローマの休日」はトップを飾っている。
そう、ローマンホリデーのヒロインを演じたオードオリーは何時の時代でも乙女の代名詞。
そんな理想の女性像として、老若男女問わず絶大な人気の彼女の出演作品で未公開作品があったとは驚きだ。
特に昔の映画が大好物の私はこの「マイヤーリング」に対する期待値は急上昇していたが、この映画のチラシのコピーに「誰も見たことのないオードリー」と記されていた。
私のようなオールドファンにとっては期待値がピークに達する。
しかし、映画を観た後の感想をもしもチラシのコピーにするなら「誰も見なくてよい映画」と書く事だろう!
やはり57年も時が経つと人の意識も変わるのか、こんな純情なラブストーリー嘘臭くて観ていられないと思ってしまう自分は余りにも、世間擦れして不純に染まったのか?
観ていられないのでした。
一目惚れを信じていない訳では決してないけれど、男も女も、共にこんな絵に書いた様な純粋無垢な純粋培養育ちの人間などいる訳も無く、考えられない!
そしてラストがまた、信じられない結末になっているのだから、この作品がいくら短編の75分と言えども、お薦めは出来ない作品だ。
いくらオードリー主演でもこればかりはお薦め」出来ません。
ラストシーンがまた違った展開になっていたのならもう少し評価も違っていたかも知れませんけれど、今の忙しくて、複雑な現実の中で暮らす私達にとって、この作品では感動は有り得ないと思います。
今迄公開されていなかったのはやはり余りにも真実味に欠ける純愛であったが故に、只オードリーの美しい魅力だけが売りでも、作品としては深みもないので、お蔵入りだったのだろう。
世紀大スターと言えど、こんな駄作に出演する事も有るのですね。
幻の未公開作品と言う以外に観る価値は無いと私は思ってしまった。
それだけ自分が不順と言う事なのだろうか?
それとも、僅かこの半世紀の間で人間の意識が純情さを失ってしまったのだろうか?
只只絶句するような作品との遭遇であった!
これは正真正銘のタイムトラベル映画であったのだ!!
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