ゲノムハザード ある天才科学者の5日間のレビュー・感想・評価
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自分が自分である、とは何なのか?
好き嫌いが分かれているみたいだが、私は素直に面白かった。
基本的にこの映画の構造は、
[What どんなことが起きていそうか]
については、冒頭の20分くらいで分かってしまう。主人公が、どうやら2人の人格の記憶を持っていて、それが遺伝子やウイルスに関係していそうだ、と。
その後、ストーリーが進むにつれて、
[Why なぜ彼がそんな風になったのか]
[How どういう仕組みなのか]
が解明されていく。
なので、解明過程を楽しめる人には良いが、オチが分かるからと矛盾を指摘するタイプの人には向かない映画ではないか。
どうしても創作的な要素があるので、細かい設定を見て行くと、都合が良すぎたり、会話の言語に違和感を感じる部分はあるが、骨となるいわゆるウイルスの構造については、非常に面白い設定だと思ったし、近未来的な要素を含んでいると思う。
この映画をみて感じたことは、「自分が自分であるとは、どういうことか?」ということ。人は他人の記憶を持てば、自分ではなくなるのか?
この点に対して深い示唆をしている作品ではなかったけれど、器(体)、記憶以外に、自分だと言えるものはどこから生まれているんだろうなあ、なんて考えてしまった。
西島秀俊さんは相変わらず好演だったし、映画館で観て私は良かったと思う。
西島さんのアップ
ストレスのたまる映画
非常にストレスのたまる映画でした。
荒唐無稽なお話にリアリティを持たせるのが下手という印象。
登場人物の行動が分かりにくい
過剰な演技と演出(例:伊武雅刀の腰が抜けた時の顔)
逃走後やたらと運良く再会できる等。
真木よう子が語る「実はこういう事でした」が酷い。
伏線の張り方がぼんやりとしているので、なんでもあり状態。
あげく「あなたの事を本当に愛してしまった」とかバカバカしくて……単なる二股。
見ようによっては重度の虚言癖。
予告編を観て期待していたので残念。
面白くなる可能性はすごくあったはず。
西島さん自身アクションをやりたかったとの事なので
次回作は筋肉とアクションシーンが特盛りでお願いします。
きれいにまとまってはいる。
記憶という点でのトリックは面白かったです。
見ながら、自分自身でも今までの出来事を反芻しないと展開についていけませんでした。
話としてはきれいにまとまってはいると思いましたが、まとまりすぎていて心情に深く入れず、あれやこれやと過ぎてしまいました。
なかなか西島さんのサービスショットがあるなと思いました。笑
果たして韓国という場面が必要であったのか、その他にも細かいところを気にしてしまうとキリがないのですが、題名の通り主人公の5日間だけを考えてしまえば、そこまで気になりません。ホラー映画のような演出もあり、アクションやサスペンスにドキドキハラハラさせられました。
原作読んでいったほうがいいのかな。
けっこう良かった
ツッコミ満載。
前評判がよかったし、なにせ西島秀俊が主役なので
これはたいそう面白いだろうと初日に映画館へ。
まず、冒頭から…あれ…西島秀俊がかっこ悪い。
カット割りが多く、映像の撮り方がこの監督、
お世辞出来ないくらい下手だなぁ…。
展開もコテコテの昭和で、古い。
伊武雅刀は使わない方がよかったのでは?
あれじゃ、明らかにこの人ですと最初からオチを言うようなもの。
それぞれの役者が相手国の言語を流暢に話す姿は
とても勉強したのであろう、気持ちがよかった。
俳優陣が伊武雅刀抜きで良かっただけに
監督の采配不足が感じられる。
あの、西島秀俊が記憶をたよりに窓に数式を書くシーン。
あれ、西島秀俊がほわーんと合成で出てくるけど、あれはひどい!!
真木よう子もあれじゃいらない。
これなら、「ある会社員」のようにコアで独特の世界観で
アクションバリバリのほうがよっぽどいい。
中途半端なサスペンスとなってしまった。
ゲノムという難しい世界を扱いつつ、
しかしそれが撮り方のせいで安っぽく見えてしまうから
まぁ、もっと残念に。
全体に安っぽいのです。
はーー、期待してたのに。
久しぶりに酷評してしまった。。。
期待してただけなのと、
西島秀俊が次の映画で当たりますようにと思いを込めて。
☆低めの2.5で。
意外に良い。結構スリリング。
この手の作品は、荒唐無稽な話の場合が多いんですが、これはそうでもありません。ちょっと導入部分が判りにくいですが、一度話に入ってしまえば、中々スリリングな展開にびっくりさせられます。逆に言えば、そこをもう少し丁寧に作って欲しかった気もします。
でも、後から冷静になって考えてみると、自分が自分でないというのは、ジェイソン・ボーンシリーズに合い通じるものがありますね。ボーンシリーズでは、自分の知らないうちに、圧倒的な攻撃力をボーンは発揮してしまうわけですが、この作品では、自分の知らないうちに、科学的知識を石神は発揮してしまいます。そう言う意味では、ボーンシリーズに近いかもしれませんね。
キム・ヒョジュンが演じているカン・ジウォンは、TV局の記者の筈なんですが、一瞬、石神の周辺を探る探偵に対して警察権を行使するみたいな雰囲気を出していたのは?外国の報道機関員の場合、情報機関員のカバーであることがよくあるんですが、そういう事?でも、外国機関は日本国内では権力行使はできないので、越権というか、内政干渉というか、微妙な問題を孕みますがね。
でもこの作品は、何と言っても、主人公を演じた西島秀俊に尽きますね。良いです!中々カッコイイです。
あと、ラストは、やっぱりああ言う描き方が良いんですかね。
西島さん好演!!サスペンス好きにはおススメです
普段、あまりサスペンス映画を見ないので、脳内がピキピキ☆鍛えられました(>_<)それほど、ストーリーが複雑で、私が主人公の役だったら、台本読むだけで、パニックでしょうね。西島秀俊さんが好きで、なかなかアクションを含んだサスペンスは面白そうだったのでたっぷり堪能しちゃいました。キム・ヒョジンさんも相方役で頑張っていました。最近、日韓合同作品も増えてきているので、こうしていい作品を国を越えて作るって心意気が個人的に好感が持てます。役者さんたちも、もはや韓国語・日本語・台詞でミックスされてくるから勉強必須ですね。後半の西島さんはすっかり韓国語がスラスラと上手かったんです。感心しました(*^。^*)原作は読んでなかったので、これから読みます。私の感覚だと、かなり複雑で劇中も「あれ?これは・・・どんなつながりだったっけ?」って混乱。最後まで謎解き全開で挑んでくださいね。個人的には、オ・ジヌの妻は可哀そうでした。なんで殺されちゃったの~?って彼女の生前の行動が実に切なくてキュンとなりました。でも、1番可哀そうなのは、いったい・・・誰なんだろうか~見る人によっていろんな意見がでそうな作品です。またDVDで見てしまうかも。1度見では物足りない・・・感じ。発売を期待してます。
考え抜いて推理して整理する映画
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