陽なたのアオシグレのレビュー・感想・評価
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一点豪華主義の見事な短編映画
アニメーションの醍醐味はやはり動きだが、この短編映画はまさにその醍醐味に自覚的だ。18分の短い時間でダイナミックなシーンの一点突破に活路を見出した。短編映画だからこそ許されるやり方だろう。
物語はいたってシンプル。小学生男子が好きな女の子と仲良くなれたが、女の子が転校してしまう。想いを告げる最後のチャンスの転校日に少年は少女を追いかける。
この追いかけるシーンを幻想と現実を交えて描いているのだが、このシーンのアニメーションが素晴らしい。むしろ他のシーンはかなり省エネで作画枚数を減らしている。
走る電車を追いかける少年に鳥が近づき少年を乗せて飛翔する、電車も空を飛び、大空を駆け抜けていく。わずか数分間のファンタジックシーンだが、アニメーションのカタルシスを存分に詰め込んでいて、素晴らしいセンスを感じさせてくれる。
スピッツの楽曲もシーンを大いに盛り上げてくれる。短い映画だが、大きな感動をくれる作品だ。
いつか抜け出して飛び出したい
既視感と新しさが上手く混ざり合わさっている。おマセなところが萌え。
何回も観たが、よくわからない。
だからなのか何回も観れてしまう…
もしかしたら、今作を理解できた時ようやくこのループから抜け出せるかもしれない。
空も飛べるはず
監督と脚本は『雨を告げる漂流団地』の石田祐康
『ペンギンハイウェイ』も監督は石田祐康
あらすじ
内気な男の子日向はクラスメートの時雨に恋をした
時雨は日向に好意を抱くが日向は告白できず仕舞い
そんなある日に時雨は転校することに
まずタイトルが良い
スピッツの曲が流れてからの幻想世界好き
ニルスのように白鳥の背中に乗って空を飛び電車もウルトラQの最終回の如く空を飛ぶ
みんなみんな空を浮く
日向少年の妄想か
全て石田祐康の世界
大好き
不可抗力とはいえ女の子のスカートの中に頭を突っ込むのはいかがなものかと
日向少年は石田祐康監督の少年時代を投影したキャラクターなのか
それは少年時代からの石田少年の願望か
女子のスカートの中に頭を突っ込んだまま職員室に連れて行かれた中学時代のヒゲゴジラは教師たちに体罰を受けボコボコにされた
作者が違うとここまで違うのか
エンドロールのあとに続きあり
アニメの線に黒以外を使用して、スフマートの様な効果を出している。
CGとアニメをうまく使っていると思う。アニメの線に黒以外を使用して、スフマートの様な効果を出している。
電車を追いかけるシーンや動物園の廃墟の様な所に鳥たちが現れるシーンは最近別のアニメで見た事がある。こちらの作品は2013年なので、良かったと思う。
現実を大事にして、ファンタジーを描いている所に感動した。
心がキュッとなります
小さな恋と成長の物語。
何だか久しぶりに観たくなりました。
最初男の子がモニャモニャしてるだけなんですが、起点からの疾走感が良いんです。
アヒル?を使ったのも「ニルスのふしぎな旅」を思わせて、心くすぐられる演出。
転校という少年時代の大イベントを等身大の視点で、ダイナミックにそしてドラマティックに描いていました。
短い尺ながらもスピッツも楽曲も相まって、とても心がキュッとなりましたよ。
これはすごい好き。
999。
ネトフリ初見。
新鋭石田祐康、前作ペンギン〜に続き999をてらい無く引用。
その冴えが嬉しい。
999なドラマは銀河でなく子供サイズの町にこそ縦横に展開するとのテーマにまた落涙。
中央線と並行して飛ぶなど宮崎駿の引用も快調。
必見、と言おう。
劇場で見ねばだった。
空想の中から溢れ出る少年の熱い恋心
クラスメイトの青い瞳のシグレちゃんに恋する少年ヒナタくんの秘めた想いを、短い時間の中で美しく躍動的な空想の映像で描き切っていました。
疾走感あふれる美しい映像が素晴らしい。
今後の作品も楽しみです。
少年目線で全てが終わるのかと思いきや、エンドロールのエピローグできちんとシグレちゃんの心も描いてくれたのが素晴らしかった。
エンドロールで+2点です
短編なのに感動
テレビでノーカットがやっていたので鑑賞。
絵とかはジブリだけど、ジブリとはちょっと違うアニメ。
ディズニーの短編に負けず劣らずのストーリーが良く、心地よい感動と心地よい余韻があります。
好きな子との突然の別れということを切なく悲しく終わるのではなく、清々しく何かに負けない強さを疾走感ある絵で見せる演出と音楽にグッとさせられ、思い出として残るという爽やかな終わり方が素敵。
きっと、男の子も最後の彼女と同じ気持ちと良い意味での恥ずかしさを思い出してるんだろうな…
とにかく素敵な短編アニメ。
アニメ『TOLOVEる』的な描写はちょっといらなく感じたけど、スタジオ地図以外にもスタジオコロリドと監督のこれからに期待です。
ポスト、ジブリの誕生か?
「陽なたのアオシグレ」石田監督は、アニメーションに求められる要素が凝縮された作品創りをされている。キャラデザ・作画監督は新井陽次郎さんが務めていて、さすがはジブリ出身だけあり、画の観やすさ、柔らかさを感じました。
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