アイム・ソー・エキサイテッド!のレビュー・感想・評価
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タイトルなし
①先ず冒頭に「この映画はファンタジーであり“現実”とは関係ありません」と出るのが何とのう可笑しい。「この映画はフィクションであり事実ではありません」と出るのが普通だから。②下ネタ満載だが、アルモドバル映画だけあってLGBTR+系ネタが多い。客席でセックスしてるし。飛行機のトイレでのセックスシーンは他の映画でもあるが、ゲイは初めてでしょう。③世界的な巨匠になったアルモドバルがある意味原点に戻ってやりたい放題やっている感じ。冒頭のシーンでのアントニオ・バンデラスとペネロペ・クルスとのゲスト出演で「あっ、もうあそんでいるな」と。④日本題名は、劇中でオネエFB3人組がリップシンクして踊りまくるシーンが楽しいボインター・シスターズの「I'm so exited」から付けたんだね。でも原題の意訳の方が良かったかも。
コメディーじゃないしな
・重い。ジメジメしてる。
・ツッコミ(真人間・常識人)がいない。
・基本的に過去の懺悔の連打でシチュエーション上の物語は動かない。
人には向き不向きがあるんだね、と改めて痛感。っていうか、監督は途中から仕事をぶん投げてヤッツケしてるっしょ(笑)
ブラックな下品が満載。
アルモドバル監督の原点回帰?作品になるらしいが、
あまり初期の作品を観ていないので、その傾向が分からない。
とりあえず彼のコメディなんて観たことがなかったので、
興味津々!絶対観てやるぞ!と意気込んで(爆)観たものの、
おそらくは酷評で埋め尽くされているレビューを読んだ方が
楽しめるだろう、という珍品に仕上がっていた。
これはこれでアリ?なんだろうけど、最近の作品との振り幅の
凄さに、ただただ驚く。鬼才?名匠?いや、ただのヘンタイか。
ちなみに監督は元々ゲイなので、そういう描写はかなり達者。
今までの作品でも、その要素は如何なく発揮されていたので
それはそれで由として、今回はそれをおっぴろげた感じかな。
日本人には下ネタの下品さが、かなり鼻につくと思う^^;
平たくいうと(ご本人には失礼極まりないのですが)
マツコとミッツとダイアナが客室乗務員で、周りには三輪さん
とか羽賀研二とかスピリチュアルなのがいて、パイロットには
元KAT-TUNの田中とかクリス松村あたりを当て込んだ感じかな。
ヘンタイ揃いの空中活劇なんだけど、まったく浮遊感がない^^;
空を飛んでいる?空中パニック?などはゼロなのであしからず…。
大物登場といえば、冒頭にバンデラスとペネロペがカメオ出演。
あとでまた出てくるのかと思いきや、それだけかい!?という、
(原因を作ったのは彼らなんだけどね)ホントふざけた設定構成。
ただ、しっかり当て込んで作った下品さは天下一品で、
笑いどころなんてないじゃないか!というほどに滑りまくるも、
お得意の情念ドラマで中盤からグイグイ惹き込んでくる。
徹底したコメディにもならず、いつものドラマ重視にもならず、
ダンス!(これを期待していたのになぁ)もそれだけ?という感じ。
イロイロ魅せようとして、どこも中途半端になってしまったのが
下品さをさらに際立たせてしまったような感覚。
ま~でも多分、真面目に作ったのではないと思うんだけどね^^;
(どう見ても低予算)
オカマに扮した3人は巧い。ダンスもなかなか見事だった。
使われた楽曲はポインター・シスターズのタイトル曲。当時よく
聴いたポップスなので、できればもっとそっちを観たかったな。
(毒気満載、下品満載、ポップでカラフルなオカマ満載、5時夢か!)
コメディなのは確かだけど、日本人的には微妙なコメディ
緊急事態が発生した航空機内のシチュエーションコメディ。
いやぁ、コメディなのはコメディなんだけど、日本人にはキッツいブラックユーモアと、R15+と言う内容。もっとハジけた笑いを期待していたんだけど、中々、そういう訳には行かない様です。
物語の進行も、いい加減というか、大雑把というか。若干ネタバレになってしまうのですが、この物語の舞台はビジネスクラスなんですが、エコノミークラスは?と言うと、何故かいつの間にか『クスリを盛られて』寝てしまっている。その間に、この航空機に緊急事態が発生したと言う事なんですが、劇中描かれて居なかった気が?そんな細かいことは言わずに、物語はドンドン進んでいくんですが(苦笑)。
こう言うシチュエーションコメディにありがちな事として、登場人物それぞれの秘密が、暴かれて行きます。って言うか、自ら語る形の人もいますが。その中身的には、ちょっとシリアスなものも無いことはないです。
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