「ピンクな人達❤︎」アイム・ソー・エキサイテッド! ミカさんの映画レビュー(感想・評価)
ピンクな人達❤︎
アルモドバル作品で描かれる登場人物はいつも、「こんな人達絶対いない」と思わせます。この作品もしかり。普通はいないですよね。
だけど、いないと思うのは私達の頭が変に固いだけで、アルモドバルはどんなに変態だろうが社会からはみ出した者であろうが、いる人間としてフィルムに普通に溶け込ましてしまいます。彼の作品はいつも、そんな変態さんへの愛情に溢れています。
こんなお下劣でピンクな人達一杯の飛行機に乗れたら、いいじゃない。もっと言うと、色んな人達がいるピンクな世の中、いいじゃない。ブレないアルモドバル哲学がテイストを変えただけ。
巨匠という言葉は変態監督アルモドバルには、似合いません。だから、今作の様な初期作品に近い外した作品だと嬉しくなるのです。
でも、隣に座ってたマダム、すぐに退席してしまったんですよね。マダム、スイマセン!あはは〜。
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