劇場公開日 2013年11月9日

「気まぐれで思った事がこの世のすべてと思える事、よくある。」マイ・マザー ろす子さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5気まぐれで思った事がこの世のすべてと思える事、よくある。

2013年12月9日
PCから投稿

笑える

単純

「わたしはロランス」でおなじみのグザヴィエドランが弱冠19才にして監督した作品だそうだ。

この作品は母と子のなんとも言い難いあの感じを「息子あるある」にして語る作品である。
送迎の車内でのたたずまい、レンタルヴィデオ店での一幕など、大半の男子なら経験したであろう出来事が非常に生々しく写されている。

19にしてそういった感じがおもしろいと感じる嗅覚はすごいと思う。
僕は19の頃、ただのロックスター幻想に浸かったメンヘラクズだった。たいした努力もせずに文句ばっか垂れて最低な奴だ。今だってそう大差ない。
そんな僕にもこの映画は優しく語りかけてくれる、そんな気がした。

ろす子