LIFE!のレビュー・感想・評価
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魅せるアドベンチャー。
映像、そして音楽が良い。
妄想癖の男に妄想するヒマも与えぬほど、刺激的な冒険。誰にでも見逃す事の出来ない、主人公になる瞬間はやってくる。目を開いてさえいれば。
グリーンランド、アイスランドの雄大な景色、世界観をさらに深めるシーンの繋ぎ方に見惚れた。
冒険を終えた男はやっぱ素敵だな。
ベンスティラーやっぱりいいね
つまらなそうと思って観に行ったので、期待してなかった分、まぁまぁだったかな・・・
主人公がいろんな経験を積むにしたがって、段々イイ顔になっていったのが印象的。
「主人公はあなた」にナットク
LIFE誌のネガフィルム管理という、
所謂「しがない」サラリーマン人生を送る
主人公ウォルター。
「こうあれたらいいな」「こんなことできたらいいな」と
空想するものの、その一歩が踏み出せずに、
淡々粛々と日々を過ごし、16年勤め続けてきた。
そんな彼が「いよいよリストラ」という
きっかけで変わり始める……。
失敗するかもしれない、フラれるかもしれない、
叱られるかもしれない……
人っていろんなリスクを想像し、
想像しすぎて踏みとどまってしまう。
けど、勇気を出して一歩踏み出してみたら?
もっと前に進めるかもしれないし、
もっと成長できるかもしれない、
もっと幸せになれるかもしれない。
社会人歴が主人公と同じぐらいなせいか、
陰鬱としたシーンや、好き勝手空想するシーンなど、
とても共感できました。
観る人(これまでの人生の送り方)によって、
賛否が大きく分かれる作品だと思います。
『自分の人生のビジョン、夢に向かって
「いまやるべき」と少しでも思ったら、
飛び込んでみようぜ、一回きりの人生なんだから』。
そんなメッセージの映画です。
いやー、観てホントよかった。
シンプルゆえに深い
文句なく綺麗にまとまっている。映像も美しく、曲の使い方も雄大でいい。ただ25番のネガ普通見つかった時みるだろ…とか、財布のことを聞いた時もまず確認の電話するだろ…とかちょいちょい突っ込みたくなるところはある。あとは、主人公の過去をもうちょい掘り下げて描いて欲しかった。キャラクターの描き方はとてもスマートで監督の手腕を感じた。
ジェネレーションX(死語)への応援歌
ベン・スティラー監督・主演作。
ズーランダー世代(どんな世代だ?)には、とても面白かった。
劇中出てくる可哀想な犬やデビットボウイの曲などで、思い出す作品多数。
かっこ良過ぎて笑うS.ペン、出オチ感が素晴らしいP.オズワルトなどキャストも楽しかった。
旅の途中で出会う通りすがりの人々も良い。みな無駄に存在感あり。本作プロデューサーのS.コーンフェルドもちょこっと出演。『エレファントマン』『ザ・フライ』そして『ズーランダー』と、氏の作品はほんと楽しいなあ(笑)。
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かつてベンの『リアリティ・バイツ』でジェネレーションX(死語)と呼ばれた世代も時を経て皆オジさんオバさんに。ふと、オレこんなんで良かったの?と振り返ってしまうお年頃。そんな年代には嬉しい、ど直球な応援歌。
最後ああなるということは/吹き替え
表紙の写真を撮られているシーンをもう一度見直したくなりました。
ショーンは映ってたのかなあ。。
ウォルターの家に来てたって言ってたし。
25番のネガだけ抜けていて、その前後のネガを頼りにショーンを探し始めるのは
ちょっと謎解き的な展開でおもしろかったです。
謎解き~冒険に行っちゃうんだけど、同僚から携帯に電話もらって
アイスランドからそんなすぐに飛行機で戻れるの?と思ったり^^
表紙がああなるので、CMで言っているように正に
「主人公はあなたです」でした。
写真家のショーンみたいにウォルターの仕事ぶりを見ていてくれて
感謝されるのってありがたいですね。
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吹き替えで再鑑賞。
岡村の吹き替えは不評といいう声があったが、
確かに”棒読み”だったかもしれないが小生はそれほど
気になるほどではなかった(不評と心構えして行ったからかもしれない)
むしろ、日本語吹き替えだったので字幕を目で追う手間が省け、
セリフも関西弁やったけど、2回目ということもあり
話がより飲み込めた。
「LIFE ・・I'm loving it」と言われて「それはマクドナルドや」とツッコんだり、
翻訳はおもしろかったと思う。
(1回目のリベンジ。ショーンは映っているかどうか⇒まったく映っている様子はなかった)
やっぱり奇跡だったのかなあ・・・
シナボン食べたい!
おもしろかったです。
ストーリーがしっかりしてて、程よく伏線が散りばめられてました。
最後の方は「え?そうだったの?」という感じで謎が解けていく感じも快感でした。
妄想がちな主人公が仕事上のパートナーを探すため、冒険に出るという設定も好きです!
主人公の人柄が素敵ですね。周りの家族や同僚も素敵な人ばかり。(ヒゲ以外)
笑いあり、スリルもあり、見た後はなんだか爽やかな気持ちになれる。そんなおすすめの映画です。
旅に出たくなりました≡┗( ^o^)┛
予告から気になっていた作品でやっと見ることが出来ました(ง •̀ω•́)ง♪
作品は空想癖のある主人公でその空想がなかなかのアクションシーンばかりでハラハラしてしまい、後半からはこれは今空想なのか現実なのかと分からなくなる程でした。主人公が少しずつ成長していく姿はまるで自分自身が体感しているような気分でした!まさかの25番のフィルムがの結果は感慨深くなりましたね( ๑>ω•́ )۶ それに出会い系サイトの管理人?の方に助けられたりとか… 全体的に暗みが少ないので楽しめた作品でした!
主人公の声優さんがナイナイの岡村だったし、ヒロインがまさかの三石さんだったのは驚きました(´⊙J⊙`) 岡村は岡村なので最初違和感を感じましたが特に最後は普通に感じられました!主題歌がかっこいいので映画もですが、旅に出たくなりました!( • ̀ω•́ )
挑戦すること 忘れてない?
こうだったらいいのにな、、という理想の自分を病的なほどに妄想する一人の冴えない男が、まわりの人々に後押しされながら一歩を踏み出していく物語。
いつもの自分から、一枚殻を破ってみよう、今まで無理だと思ってきたことに挑戦してみようと思わせてくれる。ミッションをやり遂げて帰った男は、外見こそ変わらないのに自信に満ちる堂々とした性格へ変貌し、とても頼もしかった。
美しいものは注目を避ける、危険な事こそ挑戦しろ、お互い理解し合おう、という会社の標語やセリフが印象的だった。
人生は旅そのもの。常に挑戦することの大切さを、忘れずにいたい。
去年から楽しみに
去年のクリスマスくらいからずっと楽しみにしていたのがやっと観れました。
概ね満足出来たのですがウォルターが行動に移すまでか少し長かったような、それと折角の壮大な冒険の感じが上手く出せて無かったような気もしました。しかし観て損はないでしょう
LIFEの名が泣く!
映画『LIFE!』の吹き替え版を観ました。
岡村さんが声優をされているから期待しましたが、まず関西弁は、洋画と違和感があります。
それより、内容が最悪でした。
内容と言うより、内容がありません。
何を表現したいのか解らず、とにかく、『LIFE!』というタイトルで客を呼びたいようです。
日本映画の懐かしいアニメの実写版と発想はあまり変わりません。
もっと、『フォレスト・ガンプ』のような現代版ほら男爵の冒険を期待していたんですが、全然違いました。
中途半端な妄想と、少しばかりの冒険シーンです。
その挙句、探していた有名な写真家が撮った写真のネガの正体は、自分が写真家から写された写真だったりします。
全て、適当に撮影して、フィルムをつなぎ合わせたような作品でした。
観て良かった!
一瞬を心に焼き付けろ!
亡き父からの旅(人生)を楽しめ!
自分の仕事への誇り!
余談だが男ながらショーンペンに久々見惚れた!「Rニクソン暗殺を…」のポスター以来かな…
見る人によって評価がざっくり割れると思う映画
見る人によって、ほんとに評価がざっくり割れると思う
僕はすごく楽しく見れたし、感動したし、笑えるところもあって気持ち良く見れた
変に感動を煽っていないのに最後には自然に涙が出ました
ただ「人によっては」というのは物語に起伏が少なく、有る程度、先が読める内容だからです
でも僕は主人公の精神面での成長や、それでも根の部分が変わってないところとか含めて大好きな映画になりました
勇気もらった。
就活で挫けそうになる自分に勇気をくれた映画。好きな箇所が5つ。①「楽しめ 父より」って書かれた旅日記。②「美しいものは注目を嫌う」ってユキヒョウを撮っているショーンの言葉。その後にシャッターも切らず目をみはりながら「今この瞬間を楽しみたい」って言った言葉も響いた。③「空想してる?」「減ったよ」。これは今まで空想に耽ってばかりいたベンが、現実の生きた体験を通して成長したことを表してると思う。頼りなかったベンがたくましく見えた。④一歩が踏み出せないとき、大切な人が頭に浮かんで、背中を押してくれる。恋人だったらどっちの選択を選んだ自分を好きでいてくれるだろう?⑤ショーンに会うために、何度も打ちのめされても、諦めずあらゆる試行錯誤を繰り返していれば、最後に夢は叶う。
予想に反しておもしろかった!
テレビの予告を見ても、映画の予告を見ても、惹かれなかったので、期待ゼロで見に行った。最初の妄想がひどい時は、あぁやっぱり…と思いかけたが、どんどん面白くなっていき、ワクワク感とあたたかい気持ちで終わった!すごく好きな映画です
人生こそが旅。
試写会にて鑑賞。
名作「虹を掴む男」がオリジナル。J・キャリーとスピルバーグで
リメイクするのが決まりかけていた時期も過去にあったようだ。
オリジナルはD・ケイの珍芸が楽しめる快作でコメディ主体だが、
今作はヒューマンドラマになっている。
おそらく中高年のオッサン、オバサン(私か?)が観るとそれなりに
あ~、頑張らなきゃいかん!なんて風に思えてくる作品。
現実と非現実がないまぜになって描かれていくので、どこが
ホンモノでどこがニセモノで、あれ、最後は現実なんだよね?と
いう感じのキツネに抓まれた感が残るところも然り。
楽しめるか楽しめないかは年代に依るのかもしれないけど、
ストーリーとして身につまされる話なので中高年の共感は必至。
冴えない中年のウォルターは、雑誌「LIFE」の写真管理部で働く男。
臆病で好きな女性と話もできない彼の唯一の特技は妄想型英雄癖。
新しい上層部により解雇を免れない彼にある日、表紙で使うネガが
見つからないという災難が降りかかる。彼女の励ましでやっと決意、
カメラマンを探す旅に出るウォルターだったが…。
彼が旅に出てからの世界各地での映像表現が凄い。撮影はもちろん
CGを多用しているのだが、彼と一緒に旅をしている気分になれる。
途中で彼の家族が登場してくるのだが(お母さんがS・マクレーンだ)
ここでの行動にヒントが隠されているので、そのあたりがポイント。
やっと逢えたカメラマンを演じるS・ペンが素晴らしいハマり役で
こんなにカッコいい彼を見たのは久しぶり!と思うほどに見惚れる。
何ともミラクルでファンタジーな世界観と、現実社会での立ち位置。
彼と一緒に悩み苦しみもがいたうえで、あ~人生って、たしかに旅の
連続なんだよな…と思わされることに気付く。最後の表紙が物語る
人生こそが、彼にとっての「LIFE!」であることに触れて涙が出てくる。
惜しいのは中盤の盛り上がりまでが長く、けっこう単調なところかな。
(真面目なベンもいいもんです。彼のお笑い芸はなかなか独特なのだ)
ラストでLife誌休刊記念号の表紙を飾る写真にグッときました
前回は寝てしまったので、二度目の試写で、改めて書き直します。
はじめに、この作品は、本来スピルバーグが監督することになっていたらしいのです。世界を巡る規模のでかいロードムービーにしては、ベン監督の演出はコメディタッチで、せっかくの雄大な映像を活かさず、ドラマを小さくまとめてしまっているような感じがしました。
ただラストでLife誌休刊記念号の表紙を飾る写真がネタバレされたときは、グッときましたね。
人類が生きることの真実を、カメラで伝えることをLife誌は使命としてきました。それなのに経営危機だからといって、Life誌とは無縁だったリストラ請負人がやってきて、スタッフを大量解雇しようとするのです。それに対して、おまえにLife誌の訴えてきたことが、本当に解るのかと皮肉ったメッセージが強烈でした。そして、Life誌の掲げる理念に沿って真摯に編集に協力してきた、ある意外な人物が表紙を飾っていたのでした。
実際のグラフ雑誌Life誌は、1972年12月29日に通算1862号で休刊しました。1967年-1970年頃が最盛期で850万部を発行していたのです。本作では、ネットの普及で衰退したことになっていますが、本当はテレビの本格普及前までが黄金期で、その後経営は悪化していきました。それでも、アメリカの思想・政治・外交を世界に魅力的に伝える媒体であったのです。本作は在りし日のLife誌を忍び、時代の変遷を感じさせつつ、変わりようがない価値感として『生きることの真実』とは何か、その目で確かめてみようではないかと、熱く呼びかける作品でもあったのです。
但し本作はリメイクで、オリジナルのほうは見たことがないのですが、筋だけ比べてみても、オリジナルのほうが面白そうだと思われることでしょう。
オリジナルは、ジェームズ・サーバーの1939年発表作品『虹を掴む男』。1947年にリメイクされて、今回が二度目のリメイク作品となります。
元々のオリジナルでは、オランダの王位博物館を舞台に、ナチの手に入らぬよう疎開しておいた宝石の争奪戦を描くトレージャーハント活劇でした。それが本作では、LIFE休刊記念号の表紙を飾る写真のネガが見当たらなくなって、撮影したカメラマンを追うことになり、世界を旅をすることになるという設定に置き換えられていたのです。
さらに、オリジナルでは主人公は、宝石を奪おうとする悪漢団の巨頭とその一味の正体を暴いて当局に引き渡すという大活躍を主人公は成し遂げるのです。その結果勤務先の雑誌編集部の編集長に昇進までするというドリームも実現するのです。
それに比べて本作だと、活劇はなくなり、恋するクリステンとの関係が、ほんの少しいいかんじに前進する(どうなるかはネタバレしません)だけなんですね。
それでも主人公のウォルターには、感情移入しやすいいうメリットはあるかもしれません。何しろ、雑誌『LIFE』の発行元という華やかなマスコミ業界にあって、ネガ管理の裏方仕事に徹しているという、地味で風体があがらない男です。皆さんの身近にもいそうなだからこそ、親近感は感じられることでしょう。いるいる、こんな男!と共感されて身につつまされる存在なのです。「事件は現場に落ちている」というか、
でもそんなウォルターが、大事な写真のネガが見当たらなくなったとき、突如として行動を起こすことが本作のキモなのです。ネガがないというなら、悩んでばかりいないで、撮したカメラマンを探し出すほうが手っ取り早いじゃないかということで、ウォルターは雄大な自然にいだかれた世界の辺境地を旅して、冒険家の著名カメラマンを探すことに。
ウォルターの大胆な行動のバックボーンは、Life誌の掲げた、人生をその目で感じてみようという理念が息づいたいたからなのかもしれません。
でも不満なところは、その旅の結果ウォルターの人生観がガラリと変わったように見受けられないのです。映画『最高の人生の見つけ方』のように2時間でガラリと変わったところを見せつけてくれれれば感動してしまいます。ウォルターは、ウォルターのまま、Life社員らしさを発揮したというのでは、ちょっとね(^^ゞ
それに、どこへ行ってもウォルターの頭の中にあることは、愛しいクリステンのことばかりで、期待したほど自分探しをやってくれないのです。
ついでにいうとウォルターの空想癖の描写も、現実の出来事とのメリハリをつけてくれないので、混乱しました。空想シーンになると何でもアリになってしまいがち。映画はいとも簡単に現実から夢の世界へ切り替えることができます。でも観客の見になってみれば、どこか違いをつけてくれないと、その後の現実のストーリーに違和感を引きづってしまうのです。
本作のウリといえば、日常生活に埋もれがちな凡人サラリーマンが殻を破って、「夢の世界」に辿りつくことではないでしょうか。だからこそ、それは空想なのか現実なのか、はっきりしておいて欲しかったのです。
逆に評価できる点は、「夢の世界」の本物感にこだわったこと。グリーンランドやアイスランドなど吹きっ曝しのヘリコプターに飛び乗り、凍てつく北極の海では本当にベン自身が飛び込んでみたり、アイスランドでは火山へ向かってサイクリングし、その後火山の爆発に遭遇して、火山灰に追いかけられたり、最後には何とヒマラヤの5000メートルの雪原を歩いたり、日常では体験出来ないリスキーな場所まで、旅をする意外性を楽しませてくれることに尽きるでしょう。
その中でも、アイスランドの火山から、ウォルターがスケボーで駆け下りていくシーンは、迫力もあり、爽快感がありました。
そんなウォルターと一緒にワイルドな旅を楽しめるかどうかが、本作の評価の分かれ道だと思います。要所でクスクスと笑わせてくれる演出も、肩の力が抜けて、あまり深く考えずに鑑賞できることでしょう。ウォルターのナルシストぶりには、思わず爆笑してしまいました。
ひとりで監督から、脚本、主演までこなすベン監督の性格も、ウォルターに近い者があるのかもしれません。本日17日にベン監督は日本にやってきて、ウォルターの吹替えを担当するナイナイの岡村隆史と対談したそうです。何となく似ているふたりがどんな話をしたのかも興味深いですね。
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