もらとりあむタマ子のレビュー・感想・評価
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久しぶりに映画で笑った!
いやー面白かった!!
コメディ映画って難しくてなかなか笑えないんだけども、個人的にこのぐらいの加減が一番好きなんだと分かったかも。
あっちゃんの顔芸がたっぷり堪能できます!
とにかくあっちゃんの存在感がすごい!
演技なのか素なのか(笑)
食べ方だらしないわ、ブサイクだわ
「ダメだな日本は」とか薄っぺらな事いっちゃうし、けど、よその人だとちょっといい顔するという(笑)
富田靖子とのやりとりの心こもってない感じとか、やたらハマってで笑える。
お父さんとのやりとりと本当わらえる。
「今ではない」の憎たらしい顔とか
舌打ちとか、時計返せとか
アイドル目指して写真撮ったことバレて
ブチ切れるとことかほんと大爆笑だし、
その写真みてまた爆笑(笑)
、と言ってもなんというか、変顔で笑わせる理由ではなく、物凄く自然な演技で、観察してると笑える、言ってみれば猫を見ててその仕草が可愛くてブサイクで笑える、みたいな感じですかね。
言葉じゃなくて奇声というか、唸り声みたいなのとか、ほんと猫か(笑)
父親に甘えきって文句ばっかり、だけど可愛いんだよなぁ。
顔が可愛いとかではなくて、友達もいないし裏表のある女でだらしないけど、親からしたら可愛いだろうな、みたいな。
また顎で使われるけど実際はたま子を下に見てる中坊がまたいい味出してる!
結局、最初から最後までとくに事件らしい事件は起こらず、たま子の観察日記ですが、最初より少しだけ、ほんとーにすこーしだけ、たま子が成長します。
ほんとに細かなところに気を配って作られてる映画だと思います。
たま子の実在感がとにかく凄くて、今となっては「たま子がこないだこんなことしてたよ」と、言葉できいただけで想像して笑えてきてしまう、そんな映画です。
妙にリアル
ニートストーリーに元アイドルを
妙なリアリティ
あっちゃん
楽しかった。
スローテンポ、前田敦子がいい!
タマ子の名(迷)言がツボ
物凄くユルくてちょっとズレた人物を描いた、いかにも山下敦弘監督らしい作品に仕上がってましたね。
また、ぐうたら女子を演じたのが元トップアイドルの前田敦子と言うギャップも、たまらなく良かった!
前田敦子は「イニシエーション・ラブ」のような女子力全快演技も上手いですが、やはりこう言った暗くくすぶった女子を演じた方がより嵌りますね。
しかしタマ子のぐうたらニートぶりと言ったらもう・・・父ちゃん切ないよね~、我が子のあんな姿を毎日見せられたら(泣)
また父親が注意しても、返す言葉だけは一丁前と来たもんだ。
でも、タマ子の珍言の数々はかなりツボ、いつやるの?と言ったら今でしょ!が定番ですが、少なくとも今ではないって・・・身内だったら困りますが、他人事としては最高に笑えます。
それにしても、何だかんだで家事をしっかりこなしちゃってるお父さんが健気で、物凄く愛らしかった。
ぐうたらでも娘はやはり可愛い、そして娘の父を思う気持ちも、分かる分かるって感じでほっこり。
しかしお父さんの作る料理はどれもおいしそうだったなぁ、またタマ子がおいしそうに食べるから余計にね。
それからタマ子の子分的な中学生が本当にいい味出してましたね。
親娘の物語のいいアクセントになっていたと思いました。
その先の展開を匂わす程度のラストも好き、とてもほっこりとさせていただきました。
ちっきしょー
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