「ぐうたらくそ娘:前田敦子と甲府感を堪能」もらとりあむタマ子 resuwisshu311さんの映画レビュー(感想・評価)
ぐうたらくそ娘:前田敦子と甲府感を堪能
微妙な可笑しさに彩られたモラトリアム映画ジャンルにおける佳品。
あそこまでぐうたら娘を徹底できたのは前田敦子の地によるところが大きそうな気はするが、彼女の〝地”なんて知らないので断言はできない。
でも、あんなくそ娘でも図体のデカいだらけた猫みたいな感じで、父親にしたら可愛いと思えるのかもしれないな。笑
本作の成功点は主要キャストを絞り、時間も80分未満と短めにしたこと。
有名どころを多数ちりばめるとそれだけで画面が飽和状態になりがちだし、仮に2時間とかなったらさすがに持たせられるテーマではないので必ずダラダラ過剰の冗長作品になったことだろう。
甲府のあの空気感も〝一時的モラトリアム休憩地”としてナイスな選択と感ず。
前田を煙たがる中坊男子も実にいい味を醸していた。
エンドロールを見て山下敦弘監督だったんだね。なるほど納得
2011-2
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