「ブレずに続ける事の大切さー父と息子」大統領の執事の涙 りかさんの映画レビュー(感想・評価)
ブレずに続ける事の大切さー父と息子
俳優フォレスト•ウティカー、
私が知るのは、🇺🇸ドラマの刑事物でよく見かける。
その扮する役どころは、
ひたすら愚直であり生真面目な人柄を演じることが多い。
本作では、出演に当たり自身でイメージすると共に
執事経験者に実際に付いて所作等学んだとか。
ホワイトハウスの生真面目な執事セシルを
見事なまでに演じている。
今の🇺🇸でも黒人差別が酷いと言われているが。
当時は、レストランなど公共の施設においてはっきりと、
白人用、黒人用と明示されていた。
白人用のレストランには黒人は入れない。
あからさま過ぎる程の差別❗️
セシルの幼少期は奴隷だった。
そして、ここに停まれば殺されてしまうだろう予感。
逃げ出しウィンドウを打ち破ってとったパンを食べて
見つかった人に雇われ、
身を正し真面目にそつなく働くうちに認められ、
驚くような栄転❗️
さらに自分を律し仕事上プロに徹し切り信用を得て行く。
職場で黒人であることを示すのは待遇改善の申請時。
いつも却下され続け、
普段、黒人を出すことなくプロ執事に徹する。
身を守り家族を養う為に。
しかし息子ルイスは違った。
🇺🇸国民として全ての権利が白人と同等であるよう、
取得すべく行動し、運動し、戦って行くのだった。
どちらかと言えば穏便派の父セシルとも
反発の繰り返し度重なる投獄❗️
セシルは、
アイゼンハワーに仕え、
黒人のことを考える大統領ケネディに期待しつつも、
暗殺という希望の道が閉ざされ、
ニクソン、レーガンと仕え、気に入られるも
レーガンの対外政策に疑問持ちつつ。
希望の星キング牧師の暗殺という先の見えない闇が
始まる中めげずに戦うルイス、
いつしかルイスの活動が認められ
多くの本も出版されるまでに。
遅まきながら、息子を認めようとしたセシル⁉️
いやいや、遅くはない。
息子共に投獄され、不安気に
投獄慣れしている息子に聞くところも微笑ましい。
愛する妻グロリアが先立ってしまったが、
息子共に生きていける‼️