パラノイド・シンドロームのレビュー・感想・評価
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ウィノナ・ライダーはまださ迷う
あらすじはなかなか良さそう。
劇作家マーティーンが主宰するワークショップに一人の俳優タイロンが加わる。やがてタイロンの存在が波紋を広げ…。
限定された舞台、少ない役者、心理ドラマを窺える。
ジェームズ・フランコは元より、お久々ウィノナ・ライダーのシリアス演技に期待。
…と思っていたら、
本サイトや別映画サイトで異常な低評価。
何だか石に躓いた感になったが、で、見てみたら、まあ納得…。
平常運転だったのは最初の数分間だけ。
作品は夢か現か、訳の分からない世界にさ迷い出す。
ドアップや意味不明なカットとか、作り手は意味を込めたんだろうが、見る側には意味が分からない。
話自体もさっぱり分からなくなり、結局何を言いたかったのか、何をしたかったのか。
『8 1/2』のようにショーマンの苦悩や夢と現実の狭間で往き来する作品は難解なものが多いが、そもそも敷居がまるで違う。
ウィノナ・ライダーの熱演だけに免じて。
かつて映画ファンが皆好きだった彼女が華々しくカムバックする日は、来るのかな…?
ボンヤリボヤボヤ~
これは参りました・・・。
ウィノナ・ライダー、ジェームズ・フランコのキャスト2人に惹かれて鑑賞したら、ドエライ目に遭ってしまいました。
正直この映画を作った意図が分からない、これを見て面白いと思う人がいるのだろうか、ってまあ映画の感想は勿論いろいろな意見があっていいとは思うのですが、これはちょっとさすがにねぇ・・・。
全編に渡ってずっとふわふわ、現実か妄想か区別がつかないタイプの映画なんで、見ていて何度も睡魔に襲われそうになりました。
映像だけでなく、また音楽も眠くなりそうなピアノ音だったので、尚更睡魔に拍車をかけるんですよ、これが。
一応何とか最後まで頑張って見ましたが、特に何の満足感も得られずでガッカリ。
映画の大半が新作舞台の稽古の模様だったのも、つまらなかった要因の一つでしょう。
そもそも舞台の内容がつまらなさそうですから、それはその稽古の様子を見せられてもつまらないに決まってます。
劇団に途中加入のジェームズ・フランコも、ニヤニヤ意味深な行動を繰り返すも、結局???。
間違いなく鍵を握ると思って注目してたら、思わせぶりなだけで一体何だったのか謎過ぎです・・・。
劇作家役のウィノナの精神がおかしくなっていく様子と劇の稽古の様子ばかりで、本当に見所の少ない映画でした。
ほぼ睡眠薬、キャスト目当てでもこれは厳しいと言わざるを得ないでしょうね。
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