劇場公開日 2013年8月17日

「ウィノナ・ライダーはまださ迷う」パラノイド・シンドローム 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

1.0ウィノナ・ライダーはまださ迷う

2017年10月13日
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鑑賞方法:DVD/BD

寝られる

あらすじはなかなか良さそう。
劇作家マーティーンが主宰するワークショップに一人の俳優タイロンが加わる。やがてタイロンの存在が波紋を広げ…。
限定された舞台、少ない役者、心理ドラマを窺える。
ジェームズ・フランコは元より、お久々ウィノナ・ライダーのシリアス演技に期待。

…と思っていたら、
本サイトや別映画サイトで異常な低評価。
何だか石に躓いた感になったが、で、見てみたら、まあ納得…。

平常運転だったのは最初の数分間だけ。
作品は夢か現か、訳の分からない世界にさ迷い出す。
ドアップや意味不明なカットとか、作り手は意味を込めたんだろうが、見る側には意味が分からない。
話自体もさっぱり分からなくなり、結局何を言いたかったのか、何をしたかったのか。
『8 1/2』のようにショーマンの苦悩や夢と現実の狭間で往き来する作品は難解なものが多いが、そもそも敷居がまるで違う。

ウィノナ・ライダーの熱演だけに免じて。
かつて映画ファンが皆好きだった彼女が華々しくカムバックする日は、来るのかな…?

近大