「暗い気分になる」フルートベール駅で 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
暗い気分になる
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実際に起こった理不尽で悲惨な事件をリアルに再現している映画なので、変に期待するのもダメなのかもしれないけど、暗くて悲しくなる映画で見終わってげんなりした。
ちょっとできが悪いだけで普通に家族思いの若者があんなふうに死んでしまうのは気の毒以外のなにものでもなかった。
車にはねられた犬を抱きしめるほど優しい男なのだが、犬の血がTシャツにべっとりついていても、本人も気にしないし、彼女や娘もあんまり気にしてなかったのは、土足のまま家でくつろぐ文化の人たちだなーとちょっとした断絶を感じた。
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えいみさんのコメント
2014年3月30日
犬が出てくるシーンは全くのフィクションです。
監督の弟が同様の経験をしたことに加え、主役であるグラントがずっとピット・ブルを飼いたいと思っていた、そして監督の「ピット・ブルは若い黒人と同様、ニュースになるのは人を傷つけたり殺してしまったり、というものばかり」という考えがあってのことだったようです。