「言葉の面白さに気づく」円卓 こっこ、ひと夏のイマジン tomo55さんの映画レビュー(感想・評価)
言葉の面白さに気づく
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原作は全くの無知で見ました。こっこのことばに対するこだわりがすごくよく表現されていて、面白い題材だと思います。
ストーリーは言葉の面白さと・・こっこの家の円卓を囲んでの家族の模様・・ダブルで展開していくところがいい。
小3とは思えないほど・・こっこは大人っていうか・・発想が素晴らしい。台詞もまるで大人が発するかのような言葉が飛び交う。
これくらい日常的にイマジンできる子供なら素晴らしい。
中盤からこっこの母も妊娠したり・・家族の変化に微妙に違和感を感じているこっこもまた見どころだった。
でも、深く悩むというよりはとってもユーモアある表現で面白い。
終盤で出てきた変質者の男はリアルに怖かった。ひと夏の間にあんなこ体験をしているこっこ。実に不思議。
不思議な世界と現実と・・私たちのイマジンも試されている。
ラストでは同級生をこっこなりに励ましていく。
その方法もほっこりして・・後味がいい。
言葉は人を救う・・なんて妙にジーンとなってしまった。
芦田さんの関西弁が実に良く、思いっきり演技も弾けていた。
この迫力はすごい。芦田さんの演技を改めて絶賛したい。
これからも期待している女優さんです。
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