「泣いた泣いた」青天の霹靂 能nouさんの映画レビュー(感想・評価)
泣いた泣いた
題名の通り涙が止まらなった。
また、まさかこれほどまでの映画とは思わず良い意味で期待を裏切られた。
芸人ではなく監督・俳優としての劇団ひとりが才能を爆発させた素晴らしき作品。
まず特筆すべきはその圧倒的な無駄の無さ。
シンプルなセリフでいて胸にしっかり届く力。
絶妙な笑いと悲しみのバランス。
緩急がしっかりとした演出と音楽の構成。
初監督作品とは到底考えられない秀逸な作品。
正に末恐ろしい監督劇団ひとりの誕生である。
来年の日本アカデミー賞では優秀作品・監督・男優・女優賞などほとんどの部門でノミネートされ激しい賞レース争いになるだろう。
もしこの作品がノミネートされなければこの先の邦画の発展は望めないだろう。
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