「筋は良いが …」青天の霹靂 星組さんの映画レビュー(感想・評価)
筋は良いが …
公開時に観て…気がつけば10年たっていた。
印象は当時も今も同じ
話の筋は良い、良いが
散漫さを感じる。
うだつの上がらない息子役に大泉洋、飽きっぽくぶっきらぼうな父役に劇団ひとり、母役に柴咲コウがいる。何もかも上手くいかない人生、それを出生のせいにする売れないマジシャン轟晴天は、ある日雷に撃たれて自分の生まれる前の世界に行く。そこには父と母の姿が有った。
自分の運命再確認するが、人間の描き方が軽い感じがする。そこに生きている人の深い思いが生かされていない演出が残念だった。
筋は良いだけに惜しい。
初見後10年、忘れられない映画。
雑ささえなければ良作になった。
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因みに劇場の支配人役で出演している風間杜夫氏は、大林監督の「異人たちとの夏」で、父母の時代にタイムスリップする息子役を好演している。こちらは内容・演出・演技共に良く、ノスタルジー溢れる映画だった。
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