「容赦なく朝日は眩しい」愛の渦 arakazuさんの映画レビュー(感想・評価)
容赦なく朝日は眩しい
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ホテルの一室での乱交パーティーに集まった男女。
こういう場所に来る人々は、会話や駆け引きや段取りといった面倒は省いて、手っ取り早くやることだけやりたいのかと思いきや、実はこういう場においてさえコミュニケーション能力が必要な皮肉。
皆目的は同じでも、そこに至るまでの思いは其々で、時間の経過に従って、其々のそういうズレが露わになっていく。
その辺りのナイーブさは日本人ならではか?
同じシチュエーションでも他の国でストーリーを作るならこういうものにはならなかっただろう。
一夜が明けて、其々の思いはともかくも、容赦なく朝日は眩しく、彼等は皆否応なく我に帰る。
乱入したカップルは仲直り出来るのか?
店長カップルの経済的苦境は本物?
父親になった店員は、何を思うのか?
「あの場にいた自分は別人」と言った女子大生は、あの場のことをなかったことに出来るのか?
淡い期待を裏切られた青年はまえを向くことが出来るのか?
其々のその後が気になる作品です。
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