「ある種のコメディ」愛の渦 猫柴さんの映画レビュー(感想・評価)
ある種のコメディ
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うーん、愛のないセックスって頑張れば頑張るほど滑稽。
タオル一枚巻いている間は理性やプライドや羞恥心が渦巻いているのにタオルを外してからは全てをお互いにさらけ出しその姿をお互いに見物して笑ってみている。
コメディ要素を含みつつも最後まで下を向く池松のニートと門脇の女子大生が重苦しく
3度目のセックスでようやく舌を絡ませ
愛が芽生えたようにみえてもそれは一晩の幻想で
日の光の中素にもどるメンバーが白々しく可笑しい
途中乱入でみんなから疎まれる不細工なカップルと
週に5回来る常連と店長のカップル
そして、下働きで嫌な役目をしながら愛する人との間に子供が産まれたスタッフ
そこに浮かび上がる愛は歪んでいるかもしれないが
本人達にしかわからない愛があるのだろう。
愛と欲望の物語。
これが舞台でやっていたって凄いな〜。
面白い映画だけれどあそこまで濡れ場やるほどの作品ではないよ、麦ちゃん。と思ってしまった親心。
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