007 スペクターのレビュー・感想・評価
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スペクター。
ダニエル・クレイグ4作目のジェームズ・ボンドである。
敵がスペクターということで、否が応でも盛り上がる。「名探偵コナン」における黒の組織のように。ちょっと違うか。
今回は「ミッション・インポッシブル」シリーズを意識したのかどうなのか、チーム戦になっている。
M(レイフ・ファインズ)、Q(ベン・ウィショー)、マネーペニー(ナオミ・ハリス)。
みんな若返っただけに、しっかりアウトドアになっている。
サム・メンデスの演出には手慣れたものがあって、前作ほどのキレみたいなものは影をひそめていた。ロジャー・ディーキンスが「007」を撮ったという事実が重い。
ただ、冒頭の長回しは大好きである。
ダニエル・クレイグの集大成的な作品になっているので、ひょっするとこれで見納めか。
原点回帰
待ちきれず、先行上映へ行ってきました。
長いシリーズの中でも異色を放った前作「007/スカイフォール」
その素晴らしい出来映えには衝撃を受けた。
過去作にたっぷりオマージュを捧げつつ、(これは良い意味で)いろんなものをぶち壊してくれた。
《007シリーズ》を象徴するあのアイテムまで劇中大破させたのだ。
そしてそれを私は作り手達からの覚悟と原点回帰へのメッセージと受け取った。
まさにメタファー込み込みの芸術的エンターテイメント作品に仕上がっていた。
またその映像の美しさにも感動した。
そうそう音楽も良かったですよね。
正直《007シリーズ》でこんな衝撃を受けるとは思ってもいなかった。
そして「こんな素晴らしい作品を作っちゃって、次はどうすんだろ?」なんて心配になるほどだった。
と言うことで前作《スカイフォール》が素晴らし過ぎて、いくらでも語れてしまいますが…。
なのでぶっちゃけ前作を超えるなんてのは所詮ムリです。
本作でも前作から引き継いでボンドの過去に触れていきます。
そしてショーン・コネリー時代にオマージュを捧げつつ、サム・メンデス的アートな作品となっています。
相変わらず映像も美しい。
その辺りは前作同様素晴らしいです。
そして007らしさはしっかりあります。(これ大事です)
また初期の頃のある意味荒唐無稽な感じが入っていたりするのですが、正直そこはサム・メンデス色とはミスマッチな感じがしないでもない気がする。
ちょっと前に同じくスパイ映画「キングスマン」を観たという影響もあって、そこは「キングスマン」に軍配が上がる。
サム・メンデス版の第2彈として充分楽しめますし、新しい《007シリーズ》が歩き出したなという感じがあります。
キャストも魅力的です。
美しくてカッコいい映像に、ギネス的大爆破シーンなどもありますので、是非劇場の大スクリーンで観てください。
初期作品を観とけとまでは言いませんが、前作の「007/スカイフォール」は観ておいたほうがいいです。
むしろそこから《007シリーズ》を観始める人がいても全然OKだと思いますよ。
満足はいったが、詰め込みすぎた
若いねーちゃんとこ行く暇あったら宇宙に行けよ。
楽しめた
007の進化を感じました
アクションも話の重厚感も、全部まとめて、007は本当に新しく洗練されたものになったなぁと感じました。映像も素晴らしかった。
新しい路線になってからアンチも多いですが、劇場に昔からのファンと思われる世代の方々がたくさんいらっしゃって、嬉しかったです。
それでは本題。
①まずはボンドガールから。私自身レア・セドゥが大好きなので、とにかく彼女に釘付けでした。役も彼女に合っていますし、彼女のミステリアスで深みのある演技も、少女のような可愛さと大人の美しさが共存した見た目も、すべてがフルに発揮されてます。モニカ・ベルッチも出番があまり多くはないものの、彼女はやはり『イタリアの宝石』。さすがに老けたなーとは思いましたが、影のある美しさがgood!監督が言っていたとおり、この映画には経験を積んで円熟している女性がふさわしいと、そしてこの2人がふさわしいと改めて感じました。本当に素晴らしいボンドガールでした。
②ボンドカー
お馴染みアストンマーティンですが今回は変わってますね。Qの装備もついてて感動。あの車、確かにカッコイイんですけど、フェイスが宇宙人ぽいんですよねー。個人的にはもっと車らしい車が好きです。敵の車の色が素敵でした。ジャガーだったかな?
③主題歌
最初はなんだこの曲!サム・スミスだから期待したのに!全然007ぽくないじゃないか!と思いましたが、すみません、とっっっっても良かったです。彼の歌声は綺麗なだけじゃなくセクシーですね。歌詞も深くて美しかったです。もう一回劇場で聴きたい!
― ― ―
隠されてきた事実が暴かれる大切な作品だと思います。そして、かつて無いこの重厚感。素晴らしかったです。MI6メンバーの活躍も多くて嬉しかったです!
あと、過去作のオマージュが多くてファンには嬉しくて堪らなかったと思います。逆に言えば、初見さんお断りという感じもあります。最低でも、『カジノ・ロワイヤル』と『skyfall』は観てから劇場に行くことをお勧めします。
クレイグボンドもあと1作で終わりのようですが、クレイグが演じた作品は傑作が多いので次も期待しています。ファイト、クレイグ!
エンターテイメント代表
映画館でみるべき作品
セクシーすぎます
ちょっとついていくのが大変
新メンバーの活躍が熱い
さすがの007
英国の威信をかけた映画だけあって、セットとかアクションシーンが素晴らしく臨場感があって、次はどうなる、といきつくひまもないほど。
最初は、ボンドがあまりにもおじいさんぽくて、あーここにも高齢化の波が押し寄せて、、、と切なかったけど、全編通せば、気にならない活躍ぶり。あたりまえだけど。
振り返って見ると、女性陣に魅力が感じられないかな。裏切り、どんでん返しが全くないのも、イメージしている、スパイものからは離れてて、スーパーマン的ジェームズボンドに、少々違和感。qは生身で活躍していたけど、小道具があまりなかったのも、寂しい。
超人的活躍ぶりをテーマにするなら、個別のパーソナルインフォメーションはやめてほしいのが、イチファンとしての希望。やはり007の醍醐味って、qしかり、mしかり、神秘性があって、所帯染みていないことでは?これではあまりに現実的で、無さそうでありそうなこと、を想像させられない、ありそうでなさそうなお話として、他の超人的スパイ映画と変わらなくなってしまった。
面白いと思ったわりには、期待が高いせいもあって、注文ばかり多くなるけど、敵対する悪が、弱くて、目論みも古くさく感じられた。とはいえ、ヨーロッパを自由自在に飛び回る00が見られて面白かった。009?の存在も面白かった。
さえない
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