「著作権訴訟問題の終結」007 スペクター pipiさんの映画レビュー(感想・評価)
著作権訴訟問題の終結
007に再び「スペクター」の文字が躍る事は、半世紀に及んだフレミング(原作者)&イオンプロ対マクローリー(サンダーボール作戦原作脚本家)との著作権訴訟合戦の終結を意味して大変喜ばしい。
さて本作であるが、これまた過去作品へのオマージュおてんこ盛り!
一体どうしちゃったの?ここまでやる?って感じで喜んでいいのやら、複雑な心境です。
まぁ、今回のように007マラソンでもしてない限りは、相当な007マニアしかわからないかもしれないシーンも多いのですが。
おかげで、カジノロワイヤルや慰めの報酬で感じた「新生ボンド感」はすっかり吹き飛びました。
もうクレイグボンドとコネリーボンドに差異はない感覚になりましたね。
そもそも、ポスターの白タキシードはコネリーとまったく同じだし、黒タートルネックに黒ズボン&ガンホルダーだけの本格スパイルックはムーアとおんなじ。
死者の日のスケルトン衣装は「死ぬのは奴らだ」。ヘリコプター1回転は「黄金銃を持つ男」のホーネット。アストン・マーチンのイジェクトシートは「ゴールドフィンガー」ですね。
特急列車で気丈なマドレーヌちゃんがボンドに陥ちるのを唐突だと思われた諸兄もおられましょうが、あれはそれ「ロシアより愛を込めて」と同様に「共通の恐怖体験をした男女は恋に落ちやすい」ってヤツですね。命の危機を感じると脳が急いで子孫を残そうとする本能的な遺伝子プログラムなのでしょう。
白ペルシャがトレードマークのブロフェルドと兄弟なのは「オースティンパワーズ」(笑)(いや、そこはオマージュじゃないって!w)
ただねー。宿敵、ブロフェルドにしてはなんだかキャラが弱かったかなぁ。
まぁ、その点も「ダイヤモンドは永遠に」では本作と比較にならぬほどキャラが弱かったブロフェルドなので、いいっちゃいいんですけどね。
まぁ、とにかくマドレーヌちゃんととりあえずのハッピーエンドでホッと致しました。
でも、次作ではきっと壮絶な悲劇が待っているのだろうなぁ、と「女王陛下の007」辺りから推測してしまい、なんとなくモヤモヤした気分で鑑賞を終えたわけなのです。
観たいような、観たくないようなノー・タイム・トゥ・ダイでありました。(早く観ようっとw)
※慧眼のレビュアー様のコメントで「過去作の亡霊を成仏させる為」との見解を読んだ。なるほど〜!と感服。
星の数、迷っていたが心置きなく上方修正する事にしよう。
嗚呼、今日も良く働いた・・。9連休まであと一日・・。
さて、良い子の私は、このサイトでレビューを消された事は、今のところないです。
(あ、但し、私のレビューに対し、いちゃもんを付けてきた輩には、激烈なコメントバックをしましたが、今や跡形もないです・・。)
私が、今弊社の情報システム部門に相談しているのは、このサイトに投稿した私のレビューのバックアップの取り方です。ですが、これが面倒なのですね。
民法上で言えば、投稿者にキチンとした説明なしに、レビューを一方的に削除するのは問題があります。(友人の弁護士に確認しました。)
このサイトを運営する側には改善を求めたいですね。余り書くと消されてしますので、この辺で・・・。
でもね、これ本当に著作権上の大きな問題があるんですよ。このサイトの運営の方々、民法を読んだ方が良いですよ。駒井編集長!。
今晩は
お久しぶりでございます。
ばてばての状態で昼休みにコメントを拝読しましたが、コメントバック出来ず・・。
嬉しい事ですが、最近多くの方からコメントや共感を頂き、この時間になりました。
今作、確かに敵役の印象が弱く、大作の中でのクッション材かなと思っていました。尚、私は007シリーズは小学生時に「ゴールド・フィンガー」を観た記憶が微かにある程度で、007と言えば、グレイグ・ボンド何ですねえ・・。
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ココから、映画とは関係ありません。半導体系の部品が入って来ない。車ってここまで半導体に頼っていたのかと愕然とする日々を送っています。
更に言えば、集中豪雨による仕入れ先の水没。今まで私はBCPは地震中心に考えていましたが、設備メーカーと先週から会議を進める上で、地震よりも水害復興の困難さが分かりました。さあ、どうしよう・・。明日、会社で何と言おう・・。
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とか、言いながら今日じゃなくってもう昨日か・・・。”今夏絶対に面白いぞ”と思っていた映画の先行上映に会社を抜けて行って来ました。私は映画の面白さや見るのを決めるのは自分自身だと思っていますが・・。
ゆっくりと養生して行ってくださいね。では。