劇場公開日 2015年12月4日

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「これぞスパイ映画の原点。問答無用のアクション大作!!」007 スペクター 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0これぞスパイ映画の原点。問答無用のアクション大作!!

2015年11月28日
PCから投稿

悲しい

楽しい

興奮

【賛否両論チェック】
賛:世界規模の犯罪組織を相手に繰り広げられる、想像を絶する規格外のアクションに、ハラハラドキドキ必至。
否:展開はかなりのご都合主義で、ツッコミどころも多そう。前作の知識も、あった方がイイ。

 さすがは007。その期待を遥かに超える桁違いのスケールで、観る者を圧倒してくれます。今回は、世界の犯罪組織を裏で束ねる〝スペクター”を相手に、ボンド達がスクリーンを所狭しと駆け回り、規格外のアクションを次々と繰り広げます。そんな中にも、スパイ映画特有の遊び心があったり、フッとコミカルな瞬間があったりと、飽きることなく楽しませてくれるのがステキです。
 ただその分、ストーリーはかなりのご都合主義で、思わずツッコミたくなるかも知れません。ボンドが様々な女性を抱いていくのも、見方を変えればかなりチャラいとも言えますが(笑)、それを語るのは野暮というもの。痛快なアクション大作として楽しむべき作品です。
 可能であれば、是非前作の「スカイフォール」をご覧になってから観ると、より楽しめると思います。

映画コーディネーター・門倉カド