悪の法則のレビュー・感想・評価
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セブンに次ぐ気分の悪さ
「すでに選択は終わっている」
カウンセラーと呼ばれている主人公が藁にも縋る思いで助けを乞うときに告げられる言葉だ。
最初から、あのダイヤについた不吉な名前がこの物語の全貌を語っている。
映画の冒頭から私はもう一度カウンセラーに他の選択肢がなかったのかを考えてみた。
それは、描かれていない婚約者との出会いなのか、他のダイヤを、もう少し簡単に購入できる額のダイヤにすればよかったのか、簡単に引き受けてしまった仕事だったのか、または、良心の呵責によってした弁護だったのか…
やった「誰」はない。組織すべてのルールで、そうなってしまうのだ。一旦始まってしまえば誰にも止めることなどできない。ルールに則って終わるまで始末は続く。
何がヘタなことなのか… それを知らないままで仕事はできないことを知らなかったというべきだろう。
カウンセラーだけが殺されずに済むものの、彼にはしっかりとルールが教え込まれる。
疑わしきもの全員が首を切断されて殺されるというショッキングな映像だが、ペネロペ・クルスが殺害されるシーンがなかったことは幸いだった。
実際の麻薬カルテルがどういうものかを教えているような感じを覚えた。
救いようがないのは致命傷
カタルシスのない後味の悪い映画を久しぶりに見た。ストーリー展開が雑で、見る者を置き去りにして、勝手に映画が進んでいく感じ。ラストにたどり着いたら、単純な底の浅い話ではないかと思った。わざわざ金を払って見に行くかなあ。
スートリーを追いかけようと思って臨むと何も起きないしサスペンスなん...
スートリーを追いかけようと思って臨むと何も起きないしサスペンスなんか無い様に感じられて作品に描かれている本質に気付けないかも。
所謂『不条理』こそが世界の本質であり我々が常識と思っているものは表層でしかない。
かなり評価が分かれそうな映画
豪華なキャストが集まったクライムムービー。
軽い気持ちで手を出した悪の世界。
しかし起こってしまった“偶然”をきっかけに、この世界の恐ろしさを知る事となる。
一番の悪は一体誰なのか?
男に自身の運命を分ける選択が迫られる。
闇の世界の恐ろしさを知るにはなかなかの映画だとは思いますが、ストーリーの展開が結構難解だった印象💧
特に序盤は全然話の繋がりが読めず、「誰?」とか「これ何なの?」と、理解できないままなんとなく見せられてる感じが否めなかったです…
後半になってようやく話の全貌が見えてくるので、やたらと長い作品に感じてしまいました😥
悪にも法則がある。
ただ怖いよ。
人間の欲は果てしない。
しだいには、"何のため?"だったか忘れるくらいに人間はよく深い。
だから自らを律しなくては。
こんな考えはこの映画には一切でてこないが、こんな世界に近づかない為には大切。
映画作りの参考
道路に針金を張って通行を妨害する事件が日本でも、数年前に散見される。
数多い犯罪の中でも、卑劣極まりない無差別殺人である。
この映画では、あとひとつ、針金での殺人が出てくる。ブラッド・ピット、迫真の演技だ。
ストーリーは単純なのだが、展開が極めて難解なので、途中でついて行けなくなる。限られたスペースでの字幕によるものか、己の無能故か、監督の趣味なのか、わからない。だから、映像と演技、カット割りなどに割り切って集中すれば、それなりに楽しめる作品ではあると思う。
主人公の弁護士が危ない副業に手を出して、結局命を狙われて、恋人も...
主人公の弁護士が危ない副業に手を出して、結局命を狙われて、恋人も危険に晒す結果に。
弁護士という立派な仕事があり、何故、危険を冒してまで副業をしようとするのか、お金が目的だったのか、スリルを味わいたかったのか?理解し難い。巻き込まれておそらく殺されたのであろう恋人が気の毒だ。
脇を固めた人たちが豪華。ペネロペ.クルス、キャメロン・ディアス、プラット・ピット。目の保養。
人間、欲深くなりすぎるとろくなことありません。
全てを語らない色気 故に凡人には難しい… 難しいな…と思いながらも...
全てを語らない色気
故に凡人には難しい…
難しいな…と思いながらも最後まで見てられるのは
やっぱり絵面が一流よな
キャメロン!映画界に戻って来ておくれ!!!
私には少し難解だったみたい。2回続けて鑑賞したけど理解できなくて、...
私には少し難解だったみたい。2回続けて鑑賞したけど理解できなくて、レビューを読んでやっとわかった。
映画の中で読み取れてたら、何気ない会話のセンスとかも楽しめたのかな。これがリドリースコットだよねって思いました。
エイリアンの変奏曲。
リドリー・スコットの上位。
「エイリアン」変奏曲と見た。
良心の呵責無き絶対悪に一人一人殺られる奴ら。
悪の手際良さに映画が追い付かぬ変な爽快感。
強そうなのに全然頼りにならぬ仲悪い仲間。
開巻で既にペネクルの股座ヘッドハガーに巻き付かれてたオッサン。
猫、も。
必見。
キャメロン・ディアスの生き物感
ああいう人を演じられると知らず、キャメロン・ディアスをなめていました。身体の中にそういう血が流れている生き物に見えました!
この原作者の事もすごい人だともよく知らず、リドリースコットの事もよく知らず、何にも分からない状態でみましたが、何かしらは映画から受け取れたと思います。これまでの映画体験のおかげだと思うほど、難解でした。
でも、この映画が伝えて来ることはすごく興味深くて、なんかわかる気がするけど、こう表現すれば形になるのか、ああ、そうか。。と、納得させられるような、静かなのに大量の水が、流れ込んでくるような感触でした。
解釈も出来ないし、人に内容を正確に伝えられないけど、世界にはこういうことってある。と、なんか分かって嬉しかったです。
最後のキャメロン・ディアスのセリフに、痺れました。
弁護士が金のために麻薬ビジネスに手を出し、破滅していく。 悪いこと...
弁護士が金のために麻薬ビジネスに手を出し、破滅していく。
悪いことはしないものだ。
しかし、一番悪いキャメロン・ディアスが最後に笑って終わったのは納得できない。
キャメロン・ディアス史上1位
個人評価:4.4
身のけもよだつ美しい恐怖。
キャメロン・ディアス史上、最も美しく、エロティズムで、そして恐ろしい。
豪華キャスト全てを凌駕する悪魔の様な演技とたたずまい。
意味のある死はなく、ただ死がそこに存在する。カルテル、そしてマルキナの死生観が、まさにチーターが獲物を殺すかの様だ。捉えた兎の死に意味は無い。
マルキナの懺悔に神父もその場を立つ。まさに神の教えは通用しない。
リドリー・スコットの骨太のサスペンスだ。
キャメロン・ディアスが年とりすぎていて、愛人と言うより遣り手婆みた...
キャメロン・ディアスが年とりすぎていて、愛人と言うより遣り手婆みたい。そして遠目にはキレイだが、アップになるとソバカスだらけのペネロペ・クルス、殺されるだけじゃん、、。寓意的な話で1回観ただけだと、何だか分からない人も多いのでは。要するに安易な気持ちで反社とは付き合うんじゃないよってこと。本当に残酷なシーンは見せず、あくまでも観客の想像にって手法が一層恐怖感を強める映画。
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