劇場公開日 2014年3月29日

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「志の低い映画」白ゆき姫殺人事件 oiさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5志の低い映画

2014年4月2日
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鑑賞方法:映画館

単純

寝られる

萌える

ミステリー映画として無理がある。なぜなら原作はミステリーではなく人間の醜さを描いた作品だから。原作で逮捕は一行で処理されている。
人間ドラマとしても失敗。城野をイイ人に改変したから。原作では親、友人、ダイアナに毒づき醜い姿をさらしている。そして知人の証言に傷つき絶望している。この救いのない感じがこの作品の良さ。しかし映画では全部カット。これでは成長する姿を描けないし、後ろ向きなラストも当然。原作は真逆のラスト。

原作はそれほど面白いとは思わない。しかしこの物語の本質を理解していない映画化は残念。

志の低い映画だと思います。

oi