「史上屈指のアクション。」るろうに剣心 伝説の最期編 三遊亭大ピンチさんの映画レビュー(感想・評価)
史上屈指のアクション。
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「るろうに剣心 伝説の最期編」みました。原作未見、一作目は軽く流し見、京都大火編でハマる。
結論から言いますと、傑作です。
日本のアクション史上でも最上位の映画だと思います。
それこそ、大げさじゃなく日本の映画史に燦然と輝く名作として語り継がれる事間違いなし。
特にアクションのキレが素晴らしい。あとは豪華キャスト。豪華キャストと言っても、20世紀少年のような無意味な豪華さではなくて、ちゃんと語れる俳優を起用してる点が素晴らしいと思う。
あれ?と思う所は、剣心が薫殿ご生存を知る流れがあっさり片付けられてる点。あれだけ悶絶したんだか、もうちょっと大事に仕上げてほしかった。国取り開始を宣言しつつ船上でゆったりする志々雄。剣心が教えを志願した奥義はまさかの精神論。原作知らない人はポカーンです。ラストバトルを素手で乗り切ろうとする剣心の大剣の相棒、きっちり学ランに着替えて来た江口洋介、頑張って1人で舟を漕いで来たであろう蒼紫様の突然のカットイン。見せ場を作るためとは言え、無茶にもほどがある唐突さ。
そんな粗も可愛いなと一笑したくなるほど志々雄が素晴らしい。結局この映画って、みんなが志々雄大好きだから。最期はみんなで会いに行くツンデレ映画ですよ。だから、志々雄が憎たらしくも魅力的じゃないと成立しない映画だと思うのです。藤原竜也の大袈裟な演技がここまでハマるとは意外でしたが、このキャスティングがこの映画の成功を大きく助けた点だと言えるでしょう。
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