「日本映画〝本気のアクション”、ここにあり。」るろうに剣心 伝説の最期編 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
日本映画〝本気のアクション”、ここにあり。
【賛否両論チェック】
賛:日本映画の枠に収まらない、類まれにみる壮絶な殺陣が見事。特にラスト40分は、息もつかせぬ怒涛のアクションの連続に圧倒される。
否:原作とは描写面でかなり異なるので、好みは分かれるところ。上映時間も長いので、集中力を維持するのが大変。前作の知識も必須。
単純に「アクションがスゴい」という言葉では片付けられないような、他では観られないくらいの超ド級のアクションに、思わず息を飲むこと必至です。原作に負けず劣らず、幕末最強の剣客・緋村剣心の魅力が存分に出ています。そして、クライマックスの怒涛のノンストップアクションは、観る者をこれでもかと圧倒すること間違いなしです。ただ、やはりそこは実写なので、原作とはかなり違う技・描写・展開であるのもまた事実。原作派にとっては、若干物足りないラストかも知れません。
それでも、「日本映画の歴史が変わる」との触れ込みに違わない、圧倒的スケールの映画です。上映時間もメッチャ長いですし、グロシーンも当然沢山ありますが、是非是非前編から通して、映画の世界観を堪能していただきたい、そんな作品です。
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