「群像劇は好き。」すべては君に逢えたから mg599さんの映画レビュー(感想・評価)
群像劇は好き。
いろいろな人間が様々な場面で織り成すドラマが好きで、群像劇はそれだけでポイントが高い。
今回は東京駅をモチーフにしたクリスマスラブストーリー。
のはずだがそうでないのもある。
お話は主に5つ。
時間が割かれているように見えたのは、WEBデザインの会社社長と演劇を夢見る女性の話。玉木宏、高梨臨のパートだが、時間だけではなくて、凝ってもいた。
木村文乃、東出昌大のパートは、遠距離恋愛をテーマにしているが、東京と宮城で遠距離というのも、本当に遠距離恋愛している人に失礼かも。東出のほうは宮城に出向しているようにも見えるし。
東出昌大の芝居にやや難あり。
倍賞千恵子のパートは、ラストそうきたかという感じ。本田翼とのコンビネーションもよかった。
時任三郎、大塚寧々のパートは泣かされた。これはしょうがない。
橋部敦子脚本のうまさでなんとか保った感のある作品であった。
本木克英監督はいろいろ撮っているが、これという作品がまだない気がする。次回作「超高速!参勤交代」に期待しよう。
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