劇場公開日 2013年11月9日

「アクションだけでないストーリー展開の面白さに感動!」劇場版 BAD BOYS J 最後に守るもの くりさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0アクションだけでないストーリー展開の面白さに感動!

2013年11月14日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

萌える

キャストの殆どがアイドルの子達という事で、正直あまり内容に期待をせず劇場に足を運びましたが、二転三転するストーリー展開に予想以上の面白さがありました。監督の演出や、脚本がとても良いと思います。短い時間の中に内容が濃縮されていて、話がとてもうまくまとまっている印象を受けました。

自分の予想では、ヤンキー映画にありきたりな敵対する相手との抗争が中心で、その抗争に至る過程は深く描かれないのかと思っていたのですが、ラストの抗争シーンまでの間、そこに繋がるストーリーがきちんと描かれていて、気づくとすっかり画面に引き込まれていました。

アクションシーンだけではなく、主人公達が将来の事を悩んだり、友情が描かれていたり、ほんの少し恋が描かれていたりと、女性が見ても面白い作品だと思います。

物語に出てくる登場人物は多いのですが、それぞれの友情や信じる心、絆、そういったものが作品のテーマとなっていて、その点がとても心に響きました。特に物語のキーパーソン達の友情は、それぞれの視点や立場の違いも含め、感情移入してしまい、泣ける部分がたくさんありました。

ただ、登場人物の多さから、初めて見る人は誰が誰だか少しだけわかりにくいかもしれません。映画だけを見ても充分わかりやすく説明されていますが、深夜ドラマの映画化作品なので、ドラマを見ていると、より楽しめると思います。

また、最後のアクションシーンは、見応えあるものでした。主人公達、敵対チーム、すべてキレのあるアクションで、とてもかっこよかったです。アクションシーンでのカット割りやBGMも素晴らしかったです。

そして、真面目な中にも笑いのシーンがけっこう含まれているので、出演者のお芝居にはコミカルで可愛らしい部分も多くあって、ファンの人はもちろんですが、ファンならずともとても楽しめると思います。

若手のキャストが中心の作品ですが、迫力あるお芝居は見応えがありましたし、今後の伸び代に期待できる人達ばかりで、また見たいと思える映画でした。見ていて飽きない、絵になるようなシーンも多く、とても良い作品です。

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くり