「長澤まさみさんは都会に住んでいる。」WOOD JOB!(ウッジョブ) 神去なあなあ日常 マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
長澤まさみさんは都会に住んでいる。
クリックして本文を読む
林業の技術とその忍耐や努力の問題もあるが、研修制度がある場合、その研修生や第三者が残って貰える事が問題なのではなく、残ることの出来る余地が無い事が問題なのである。つまり、限られた土地しかない。新たな第三者が新たな生業に加えて貰えないのだ。それはこの国の林業に対する政策の問題である。
だがしかし、こう言った生業に対する前向きな姿勢はありがたくしたいものだ。
でも、この映画を見て、林業の良さは本当に分かるのだろうか?
僕はわからない。折角の100年の木を演者に倒させたのだから、林業の良さで締めくくって貰いたかった。
今年は昭和100年 100年前の木がやっと倒せる。
しかも、1975年(正確には1970年から)我が国は減反政策を取ってきた。つまり、半分の50年なのだ。50年後その副作用がどうなるのかわからない。
林業に限った事ではなく、我が国の第一次産業のあり方は見つめ直す必要が迫っていると思う。
日本は国土の70%以上が森林である。その土地の有効活用をするべきなのである。そうでもしないと、花粉症しか取り立てて貰えない林野に成り下がるだけになってしまう。
もう一度確認する。
林業に若い従事者は必要だが、残念ながら、長澤まさみさんは都会に住んでいる。
コメントする