「16年28本目は向き不向きが極端に分かれる雰囲気ホラー?。」バーバリアン怪奇映画特殊音響効果製作所 Aさんの映画レビュー(感想・評価)
16年28本目は向き不向きが極端に分かれる雰囲気ホラー?。
16年28本目は向き不向きが極端に分かれる雰囲気ホラー?。
ラストまで観て、めちゃくちゃ難解ではっきりとした答えは見当たらなかったので、しっかりとしたヲチが欲しい人には完全に向かない映画やなと思った。雰囲気ホラーと称したのはそのため。
ホラー映画のアフレコや効果音を作っていく技術師のお話なんだけど、それを表現する際ホラーやスプラッタな“映像”はまったく劇中登場せず、観客が視認できるのは主人公が音を作っていく様子のみ。グチャ!ギャー!みたいな音や声は忠実に再現されているしそれがどういうシーンのものなのか説明はあるけど、映像自体は一切無しで観客の想像に委ねられる。(だから退屈とも言われるかも知れないし、だから観易いとも言えるだろうし。)
思っていた作品とは違っていたけれど、観終わったあとにじんわり不快感が残り色々と考察できる点では個人的には好評価なんだけど、全体的に色んな意味で静かだしゆったりと話が進むので退屈な人には猛烈に退屈で眠りを誘う映画なんじゃないかなと感じた。観る人を選ぶ。
わたしもどんよりゆったり映画は苦手なので途中苦しい部分はあったけれど最後まで観て感じた印象だとやはり一見の価値はあるかな〜と思う。なんせ主人公を演じるトビージョーンズの表情演技が秀逸すぎて堪らんからね。
それだけでも観る価値あり。
しかしどうせなら映画館の大層な音響で観てみたかった。自宅で鑑賞するときも、ヘッドホンは必須やね。
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