「普遍的な物語の強さ」猿の惑星:新世紀(ライジング) lylycoさんの映画レビュー(感想・評価)
普遍的な物語の強さ
正義、愛憎、差別、家族、戦争といった普遍的なテーマを、妙に奇をてらったりせず、極めてエモーショナルに描いていて、まず文句の付け所がない。原作や1968年版の映画がサプライズド・エンディング物の色彩が濃いのとは対照的。シーザーが魅力的であればあるほど、彼が置かれた立場の困難さに胸が痛む。この調子で猿と人間の立場が完全に逆転するところまでやって欲しい。
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正義、愛憎、差別、家族、戦争といった普遍的なテーマを、妙に奇をてらったりせず、極めてエモーショナルに描いていて、まず文句の付け所がない。原作や1968年版の映画がサプライズド・エンディング物の色彩が濃いのとは対照的。シーザーが魅力的であればあるほど、彼が置かれた立場の困難さに胸が痛む。この調子で猿と人間の立場が完全に逆転するところまでやって欲しい。