「その2感」猿の惑星:新世紀(ライジング) クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)
その2感
続けて見ている人には安定の面白さだと思います。ただ、やっぱり3部作の2個目の感じは否めなく、この後次第で評価が分かれる作品でしょうな。
猿が最初っから多すぎて、シーザーは兎も角息子のブルーアイズがどれなんだ?と迷ってしまう。それだけ、「リーダーの息子の普通感」を出して、コバの異端児感が際立つ。あと普通に猿同士が英語で会話しているのは、アメリカが作ったロシア映画で英語しゃべってる違和感に通じるものがある。しゃべるのはシーザーだけにして欲しい。
話としては、人間も猿も嘘をつく、という題目がメインで、今回のシーザーの活躍が少ないのは不満ながら、よくラストに持って行ったなという、最後は詰め込んでるけどハラハラして面白かったです。マルコムは超人かと思うほど、よく助かったなと思える。
人間側のマルコムと猿側のシーザーという、ちょっとひねりのある名前もニヤニヤさせてくれたし、ラストはやっぱりシーザーカッケー!完全にこの後大変だぞ、という終わりでした。
コメントする