「基本的に笑うための作品だよね」ウルフ・オブ・ウォールストリート ハルさんの映画レビュー(感想・評価)
基本的に笑うための作品だよね
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そしてやはりレオくんがオスカーを穫りにいった作品でもある。残念ながらそれは叶わなかったけど、作中でレオくんにイカれた薫陶をしたマシューが穫ったので、レオくんが作中と同様にマシューの後に続けばといいなと思ったり。
まあそれはともかく、この事実に基づいた作品では桁外れの描写が続くのだけど、それらはいわゆるコメディ作品である『テッド』や『ハング・オーバー』あたりに代表されるブラックなお笑いよりもブラックであるように感じた。ブラックでゲスいお笑いをこのA級作品でやってしまうのはスコセッシ一流のセンスによるもので、実際には笑わせようとはしていないとは思う。でもレオくんがあんなことやそんなことを演じていることも含めてとにかく笑える。
個人的にはあの期限切れのクスリが遅れて効いてきて…からのグダグダの展開がツボにはまったね。3時間の長尺を全く感じさせない快作。
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