「この男、ハングリー過ぎる……!」ウルフ・オブ・ウォールストリート カイロスに魅了された愚者さんの映画レビュー(感想・評価)
この男、ハングリー過ぎる……!
飢えた狼の如く、ウォール街を食い荒らす主人公、ジョーダン・ベルフォート!
映画チラシのキャッチから「サクセスストーリーか?」みたいなイメージが浮かび、イマイチ気が進まなかったのですが……トンでもない!
欲望を貪るどこまでも汚れたウルフを見よ!
いい意味で騙され、どえらいモンを見せ付けられました。
とにかく本能のままに生きるジョーダンに度肝を抜かれる!
レオナルド・ディカプリオの演技が凄すぎる。
演説の迫力、キメ倒したその様、あらゆる苦境から足掻く姿、それら全てに圧倒されてしまいました。
しかし、その仲間達が寄せる絶大な信頼を築き上げたジョーダンに、同情を覚える感覚が不思議でなりません。
社員の面々が映るシーンは実に感慨深い。
邪悪に満ちた欠陥人間としての描かれながら、その不思議なカリスマに魅せられる、とても刺激的な映画でした。
しかし、チラシの煽りは認めない。
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