劇場公開日 2014年1月31日

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「金! ドラッグ‼︎ セックス!‼︎」ウルフ・オブ・ウォールストリート 俺の映画帖さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0金! ドラッグ‼︎ セックス!‼︎

2017年2月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

このテンションはスゴイ。
上映時間のほとんどが
金とドラッグとセックスで埋め尽くされている。
とても70代のジイさんが
撮った映画とは思えない。

しがないブローカーだった主人公、
ジョーダン・ベルフォートが
その巧みな話術を用いて
のし上がっていく様は痛快そのもの。

見る見るうちに
会社の規模が大きくなっていき、
とてもワクワクさせられる。

「このペンを俺に売ってみろ」という
シーンでは思わず唸った。
瞬時に必要性を作り出すという
一見簡単そうな事が、どれほど奥深いのか。
やはりアレほどの金は
圧倒的な才能を持ってして初めて
手に入るものなのだ。

ディカプリオの演技が素晴らしい。
彼は二枚目よりもジャンゴやこの作品のような
憎たらしい役の方がハマっているのでは?
ドラッグがキマッた時の演技は本当に
イッちゃってるではないかと
思うほどのイカれ具合で笑ってしまう。

あそこまで汚れられる役者だとは
思っていなかった。

この演技でアカデミー賞が取れないとは。
審査員の目はどうなってるんだ。

しかし長い。とにかく長い。
そして情報量もメチャメチャ多い。
こんなに疲れる映画もなかなかないだろう。
この180分という時間で敬遠している人も
いるかもしれないが、一見の価値はあると思う。

FG