劇場公開日 2014年1月31日

  • 予告編を見る

「欲望の持続力」ウルフ・オブ・ウォールストリート isukeeさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0欲望の持続力

2016年6月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

果てしなく欲望に忠実で、
一過性ではなく、何年にも渡って 欲望に忠実であり続けていることに注目してストーリーを追った

カネがほしい?女にもてたい?と 限定質問で問われれば 皆 yesと答えると思うけど、ジョーダン(ディカプリオ)は、
このyesへのコミットメントが異常に高く、またそれがずっと継続していく様がよかった。
このコミットメント力と継続力は羨ましいし、
何かを成し遂げる人には備わっている条件の一つかと。
信仰心みたいな感じ、揺ぎ無いというか。

描写はあまりないけど、自身の貧困体験 が背景というか欲望のトリガーになってるのかなと想像した。
最もビックリしたのは、司法取引に反して社員プレゼン時に、代表引退を撤回するシーン。
学費に窮した創業メンバー女性の 即採用を決めた回顧シーンで、
「えっ」と思った。

カネへの執着以上に、
自身に同調する他者(弱者)の成功に重きを置いていたかと。
ゆえその集合体であった「会社」を捨て切れなかったのかなーと、想像。
自分を肯定してくれる仲間が欲しかったのか?

伊助