イコライザーのレビュー・感想・評価
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主人公最強。
主人公はホームセンターで働く普通の人。
試験が近い同僚を励ましたり、たまに踊ったり、かわいいとさえ思う普通の人。
でも実は普通じゃない。めちゃくちゃ強い。悪人を秒でやれる。
ドラ○ンボールで悟飯が初めて大学に行った時、超人離れしているのを隠して普通に生きようとしていたのを思い出した。
本人が強すぎるので多少悪人がやってこようが安心してみれます。
むしろ悪人に同情する。悪人逃げたほうが良くない?とさえ思う。
イコライザー2から見たのだが、1も敵のやられ方が生々しく痛々しいのは健在。
グシャーでブシャー。痛い映像が苦手な方はうわあ、ってなるかも。
あえて痛々しくするのは悪人に対する制裁なのか。あっさりやらないところもまた見所なのか。
主人公の演技がすごい。冷静に相手を見極めるシーンもすごい。
主人公最強。
次から次と敵が来るので飽きない。最後までノンストップでみちゃう。
3が出たら絶対見ると思う。
ヒットガール再び?
正義の「白デンゼル」(若干差別的だな)が炸裂します。
しかも共演がクロエちゃんなんで言うこと無しです。
クロエちゃんが娼婦の役頑張ってますが、
赤い髪で出てきた時は「ヒットガール」にしか見えません。
それはそれでいいんです、クロエちゃんだから。
「白デンゼル」のマッコールの普段は、
ホームセンターと養豚場で働く優しいおじさんだが、
(若干「機関車トーマス」の話と混同してますが)
彼を怒らせるとイキナリ殺人マシーンに変貌する。
(瞬時に状況を見定め、倒す順番を決めてしまう)
ただのマシーンではなく、毎回相手に選択肢を与える所は、
彼の優しさのなせる技(優しいのか?)。
敵がドンドン大きくなっていくが御構い無しで、
最後は殲滅、気持ちいいの一言!
ホームセンターでのバトルも作戦が素晴らしく、
そのラストでのマッコールに思わず、
「カッコいー!」唸ってしまった。
もっと早くに人質取れるだろとか、
警察の人間たちが不問になってないか?、とか、
ツッコミどころはあるけれど、全然OK。
見事なヒーロー映画でした。
悪くはないんだよな
デンゼル・ワシントンのアクション映画ってそもそも印象がない。銃の撃ち合いとかはあったけど。最近はおじさんになってからのアクションを増やす俳優もいるし、そういう流れなのかも。
そう、本作のデンゼルさんは正義感にかられてマフィアや悪徳刑事を脅して、そして殺しまくる。なんでこんなに強いのよ!?ってことも後半わかるという流れ。悪くない。格闘や銃撃だけでなく、身近にあるものを使っての戦闘はかっこよかった。敵役のロシアの元特殊部隊がなかなかの悪っぷり。それもよかった。
でも、なんかスッキリしなかった。彼がマフィアに対抗しようとした動機が弱いからかも。あんなので人を殺しまくってたら大変だよ!それに、職場であれだけ暴れまくったのに、目撃者もいるのに、同じ場所で住み続けるの?モヤモヤする!
続編も確認しておかないと。
ガードルード・スタインがキーパーソン
「先生が2時間話したところは3秒だった」と言われます。その3秒のところが面白いのです。───(学研プラス『なぜあの人は感じがいいのか。』)
ヘミングウェイは、休息を取ること、すなわち無理やり執筆作業をやめて「翌日まで仕事再開を待たなければならない」のはどうも耐えがたいと語っている。同じく偉大な作家であるスティーブン・キングも「私にとっては、仕事しないことが大事なのだ」という。───(ダイヤモンド社『PEAK PERFORMANCE 最強の成長術』)
ヘミングウェイは成人してからずっと早起きだった。午前五時半から六時ごろ、夜明けとともに起きる。これは前の晩に遅くまで酒を飲んでいても同じだった。息子のグレゴリーの回想によると、二日酔いとは無縁だったらしい。「父はいつでも元気そうに見えた。───(フィルムアート社『天才たちの日課 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々』)
ヘミングウェイがパリで報道記者をしていたとき、(※ガードルード・)スタインは彼に仕事をやめて小説を書き始めるよう勧めた。(中略) ヘミングウェイは彼女の草稿を校正することで文の書き方を学んだと自慢した。ヘミングウェイの、無駄な要素を取り除いた、徹底的に短くて簡素な文は(時には文が長くて文法的ではないこともあるが)、スタインのより厳しい実験を反映している。
ある人のツールボックスに何をいれられるかは、ある程度生まれつき決まっている。我々はみな、いくつかの制約条件や隠れた能力を携えて、つまりさまざまなツールを手にしながら生まれてくる。(中略) 我々の遺伝子が、生まれてから身につける認識的技術を決めたり、それに厳しい制約条件を押し付けたりすることはないが、遺伝子のおかげでいくつかの技術を他の人より簡単に身につけられることはある。しかし、生まれつき持っているそうした技術を伸ばそうとするかどうかは、まったく別の問題だ。ツールボックスの中身は、アイデンティティー、経験、訓練の産物である。───(日経BP社『「多様な意見」はなぜ正しいのか』)
便利屋は道具箱にいくつかの道具をそろえているので、ハンマーをなくしても便利屋生命は終わらない。 バールやパイプレンチの平らな面を使うことができる。───( 早川書房『意識は傍観者である: 脳の知られざる営み』)
ヘミングウェイは生前、15冊の本を出版した。彼がよく使っていた効率を上げるテクニックは、わたしもよく使っている(本書の執筆にも)。彼は、節や段落の終わりではなく、よく文章の途中で執筆を辞めることがあった。未完成の感覚を抱くことにより、中間地点の効果が発生し、翌日はただちに、勢いよく執筆活動に取りかかることができた。ヘミングウェイのテクニックが功を奏する理由の1つに、ツァイガルニク効果がある。人は完了した課題よりも未完了の課題のほうをよく覚えている傾向がある。という現象のことだ。───( 講談社『When 完璧なタイミングを科学する』)
映画は、人生経験を経て見直すことで、「うわ、このシーン、たしかにあったのは知ってるけど、こんなに大切な意味があったんだ」と気づけるのです。───( 星雲社『50代がもっともっと楽しくなる方法』)
久しぶりにもう一度観てみたが
クロエ・モレッツが出ているシーンだけ見る映画
最初の方で、主人公と娼婦テリー(本名はアリーナ)の関係が、私の大好きな「タクシードライバー」の主人公と娼婦アイリスの関係にちょっと似ていて、これはタクシードライバーのオマージュなのか、何かワクワクさせる展開になりそうな予感がした。
結局、「タクシードライバー」と違って、相手は単なるチンピラではなく、その上のロシアンマフィアまでやっつけるのは、ちょっとやり過ぎかなと言う気もしたし、長すぎる。それよりも、主人公とアリーナとの話をもっと長くするべきではなかったか。アリーナが入院してしまったあと、主人公がマフィアと対決するシーンばかりで、もう出てこないのかなと諦めかけていたところ、最後の方でちょっと出てきたので安心したくらい。
1万ドル弱をアリーナにあげたのが彼だったとアリーナが知っているのかどうか、会話では判断できなかった。 暗に彼がくれたのだと判断できるような会話があっても良かったのではないか。ただ、彼が住んでいるあたりまで、バスで探しに行っていたと言う事だったので、ある程度は知っていたのかもしれないが。
いずれにしても、主人公とアリーナの交流のほうをもっと見たかった私にとっては、アクションがメインの映画(もともとそのように意図した映画だったのかもしれないが)になってしまったのは残念。本を読み始めたアリーナの読書感想とか聞きたかったな。
この映画の製作当時、デンゼル・ワシントンは60歳位、クロエ・モレッツは17歳位。つまり、老人?と少女の関係と言っても良い。デンゼル・ワシントンと同じ年代の私にとって、クロエ・モレッツのような少女とあのような素敵な会話ができるのは、羨ましい限り。
それにしても、数日前に見た「(500日)のサマー」から5年後のクロエ・モレッツの肉体的成長ぶりにびっくり。
※印象に残った言葉
冒頭のマークトウェインの引用、「人生で一番大切な日は生まれた日と生まれた理由が分かった日」よりも以下のほうが印象に残った。
ロバート:君はなりたいものになれるんだ。(I think you can be anything you wanna be.)
アリーナ:あなたの世界じゃね、私のじゃ無理。(Maybe in your world,Rpbert. Doesn't happen that way in mine.)
ロバート:世界を変えろ。(Change your world.)
驚きのDIY技術
おうち-126
『イコライザー2』を見た時、あーーイコってから観ればよかったぁと思ったのを、思い出したので。
とにかく静かで慌てないマッコールさんが渋くてかっこいい。
逆に言えば、強すぎ&落ち着きすぎなので、アクション映画でハラハラしたい人には向かないかも。
例えば、よくアクションヒーローが怪我をして、自分で悶絶しながら治すシーン。
マッコールさんは悶絶しません。うん、痛い、これくらいのリアクションです。
でもこれくらい強くて冷静沈着なヒーローもアリ。
リアリティのある静かなアクション映画もあっていいと思います。
でもちょっと敵弱ないか‥‥🤔ビジュアルはさいこーにサイコーなのですが。
クロエちゃんは意外とちょい役です。
クロエちゃんの親友役の女優さん、『ガール・オン・ザ・トレイン』でも印象的でしたが、今回も素敵。
ジェニファー・ローレンスにほんとそっくり(なのがキャリア的にどうなのかと邪推しちゃう)ですが、あの切なげな表情は素晴らしいと思います。
2を観たとき、これは前作イコらんとあかんかったやつ!と後悔しました。
実際観てみると確かにそうなのですが、意外とイコらずとも2は楽しめるというのが正直な感想でした。
グラディスナイト知ってる?
ホームセンターでは同僚のおデブちゃんのラルフィー(ジョニー・スコアーティス)が警備員の試験に受かるかどうかの瀬戸際で、食べ物に関して口うるさいロバート(ワシントン)。娼婦のアリーナ(モレッツ)に対しても同じだ。ダイナーでは亡き妻との約束でいつも本を読んでいるロバート。彼の前職は同僚たちもわからず、ロバートは「グラディス・ナイト&ピップスのメンバーだった」と冗談を言ったりする。
アリーナが入院するほど酷い仕打ちされたことを知り、平穏な生活から一転。レストランのアジトに堂々と訪れ、アリーナを身受けしたいと1万ドル近い金を持ってくる。そして、全員殺す。ある時は、ラルフィの母親の店が燃やされたとして、汚職警官を懲らしめたり、ホームセンターに来た強盗の常習犯もこっそりやっつけたりする。悪人どもをやっつけるというヒーローなのだが、ほとんどは彼の周りの人間が被害に遭った時に限られるのだ。
そんなロバートをマフィアが付け狙う。しかし、死亡したことになっているロバートの正体がわからないため、じわじわとやってくるのだ。狙われるのに黙っているわけにはいかない。CIAの元同僚夫婦(ビル・プルマン、メリッサ・レオ)の所を訪れて情報収集したり、悪徳警官を排気ガスによる拷問で手引きさせたり、マフィアの本隊に近づいていく。
クライマックスはホームセンターで人質を取ったマフィアたち。銃など使わずに、ホームセンターの品物で敵を倒していくところもカッコいい。
ボストンっぽくないけど
「必殺仕事人」x「ハードコアなホームアローン」
ざっくりな設定はまあデンゼルさんの存在感と演技力でどうでもよくなってしまうさすがの無双っぷり。スイッチ入ると腕時計をストップウォッチ機能にするお決まりも嫌いじゃない。仕掛けのディテールがクール。音楽もカッコよし。ただボストンである必然がなくて(たしかにアイルランド系警官とかイタリア系マフィアとか出てくるとはいえ)ニューイングランド独特の土地柄とか景観とか気候が主人公の境遇の光と陰の対比を深掘りする道具となるのかと思いきや全く無縁だった(笑)
2を機内上映で見始めてカッコいいんだけどいろいろ1から見た方がよさげだったので結末まで見るのをやめて帰国後プライムで。
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