イコライザーのレビュー・感想・評価
全311件中、221~240件目を表示
その男、処刑人につき
デンゼル・ワシントンがオスカーに輝いた「トレーニングデイ」のアントワン・フークア監督と再タッグを組んだサスペンス・アクション。
主人公マッコールはフレンドリーで気さくなホームセンター従業員。それは昼の顔。夜は…。
法や警察で解決出来ない悪事や悪人に制裁を下す処刑人。
まさしく、“必殺仕事人”!
平常時からの変貌ぶりが凄い。
瞬時に相手の動きを察知、頭脳も格闘スキルも抜群。身の回りのあらゆる物を使い、スティーヴン・セガールのようにメチャクチャ強い。
敵を倒すのに1分も必要無い。僅か十数秒!
善人には優しく、悪人には容赦ナシ。
劇中の台詞を借りるなら、「お前は何者だ?」。
彼の素性は…。
一人のうら若い娼婦を救う為に、単身ロシアンマフィアに挑む。
ここら辺、「レオン」や「アジョシ」を彷彿。
クロエ・グレース・モレッツが物語の発端となる娼婦役で、ケバケバメイクと儚げな魅力で新たな一面を見せる。出番が少ないのが残念。
ロシアンマフィアの殺し屋役でマートン・ソーカスが凄みを発揮。こちらもこちらでプロフェッショナル!?
リーアム・ニーソンが中年アクションスターとして開花したが、デンゼルも中年アクションスターのスペシャリスト!
演技力は言うまでもなく、激しくキレのあるアクションは年齢を感じさせない。
ストーリーも勧善懲悪で分かり易く、シリーズ化されてもいい。
安定のデンゼル・アクション!
とは言え…
どんな理由があろうともスカッとなろうとも、こういう無法者の設定が通じるのは、あくまでエンタメ映画の世界の中だけ、と言う事はお忘れなく。
ザ・スカッと‼︎
デンゼル・ワシントン主演だし、映画館で観ようと思いつつ時間が無く観れず、レンタルを待っての鑑賞となったわけですが…。なんとなく、映画館ならめちゃ観たいという作品も何故か、レンタルだと「う〜ん、観る?みない?」という感じで迷いました。普段、レビューの評価など気にしない私ですが、☆3.5「微妙‼︎」しかしここは大好きなデンゼルの映画!思いきってレンタル→鑑賞→「めっちゃ楽しい」。この興奮状態は久々ですわ。やっぱ、デンゼル作品はいい!ホームセンター好きなので、それだけで!あの工具やらを観てるだけで興奮だし‼︎強過ぎじゃん⁉︎なんて思うのは素人、デンゼルはアレだからいい!セガール並にね!
ホームセンターでの最後は、もちっと痛ぶって再起不能にしてあげたかったな。でも…それやったらデンゼルではないのです。
レンタルショップで迷ってる方!私のレビューを見てレンタルして欲しいですな。楽しませてくれますよ‼︎
勧善懲悪を素直にやってる!
ダークナイトやスパイダーマンなんかが悪人を葬る為にいろいろ悩んだり犠牲を払ったりして、その結果「俺ってとても不憫だけど頑張るね」みたいな落ち込んだヒーローものに傾倒してるなかで、このイコライザーは本当に気持ち良かった!
もともと頭がおかしい人っていう描写と助けた人が少女だってところからなんとなくタクシードライバー的な話かな?って思ってたけど、もっと直接的に自分の為に人助けしてます!って明解に行動してるところに感動した。
どんなもんでも動機なんて、こんなもんだと思う。生きる理由が見つかって良かったねとなぜかこの人殺しに共感してしまった自分は危ないのかな?
また、痛みを伴う報復手段と、死に様をしっかり看取るイヤーな感じをしっかり描いてたところに鳥肌ものの感動を覚えた。
有刺鉄線でギューんのシーンで、まさかそこに居て死に様鑑賞ってどう?!と、興奮して笑いまで漏れた!
他の人も言ってたけど、モレッツちゃんは娼婦に見えないとか、エンディングのリアーナがなぁ…とか、細かなところは次回作の為の話題作りってことで全然めをつぶれるよ!
素人のオタク野郎が偉そうに言って申し訳ないけど、デンゼル的な演技が鼻につく俺。でも、今回は彼だからこそのハマり具合だったのかな?って思えた。
ドライブも好き!狼の死刑宣告も好き!だから、イコライザーも大好きっ!
と言う具合に落ち着きます。
こんなジャンル好きには絶対オススメ。
ホームセンターのおっちゃん
正義
"人生で一番大切な日は生まれた日と
生まれた理由が分かった日"
ー マーク・トウェイン
ロバートの本名や素性を見透かす歌手志望の娼婦、母親想いで警備員志望の同僚。生まれた理由を探し求め、努力するが理不尽な状況により逃げ場を失った人たち。ロバートはそんな彼らに元CIAトップエージェントとしてのスキルを駆使しイコライザーとなる。彼が生まれた理由がそうであるかのように。
デンゼル×フークア監督のアクションサスペンスドラマ。本当にフークア監督が撮るデンゼルは見惚れます!! デンゼルファンの夢を叶えてくれる(笑)
デンゼル演じるロバートは几帳面で職場では明るい頼れるおっちゃんですが裏の顔はまさに殺人マシーン。過去の自分に戻りたくないと戦闘を避けようという描写もあったりしますが、戦えば無敵。数的不利を覆す頭脳的な殺人。その場にある物を活用した殺人。クラヴマガ。ホームセンターという名のランウェイで狂気の正義スイッチが入ったデンゼルによる死のファッションショー、殺コレ2014。
爆発を背に歩くデンゼル。まつ毛に水が滴るデンゼル。あまりにもカッコ良すぎます!!
余裕感あるオーラたっぷりの、瞳で語る演技が今作でも光っていました!!
あんな人に「完璧より前進」「体と知と心だ」って言われるなら何でも頑張れそうです(笑)
クロエ・モレッツの役作りにもあっぱれ。
少女を救うという点でマイ・ボディガードと似た構図で何回も観てる大好きな作品です。
デンゼル史上初の続編も決まってます!!
フークア監督本当にありがとう!!
ながい!けどいい!
予定調和の心地よさ
致命的な脚本の甘さ
最近、ホームセンターに出入りする事が多くなった。というのも、友人が今、家を「手作り」していて、僕もそのプロジェクトに加わっているからだ。どんなジャンルにしても、その道のプロが使う道具は見ているだけで大変面白い。一体、この道具、何に、どんな風に使うのだろう? と首をひねるような不思議な道具が一杯ある。そんな訳で、ホームセンターに行くと、思わず長居してしまうのである。
さて、本作の主人公も、ホームセンターに務めている。
アメリカ人にしては中肉中背。エプロンをかけて商品を棚に補充してゆくその背中は、典型的、善良な一市民に見える。
彼に家族はない。過去一度結婚したらしいが、奥さんとは別れてしまった。今は一人で暮らしている。食事も自分で作るらしい。キッチンに立って皿を洗っているその後ろ姿も、けっして嫌そうには見えない。
むしろ、今の気楽な独り身の生活をエンジョイしているかのように見える。趣味は読書。近所の行きつけの軽食堂で彼は、じっくりと味わう様に、本を読んでいる。今読んでいるのはヘミングウェイの「老人と海」だ。
この、いかにも実直で平凡な人物を演じるのが、アカデミー賞俳優「デンゼル・ワシントン」その人である。
そもそも、本作を観ようと思ったのは、彼が出演するから、という、たったそれだけの理由だった。
やっぱり、どこをどう切っても、デンゼルの演技には「味」がある。デンゼル・ワシントンのファンとしては、彼が劇場の大きなスクリーンに現れる、というだけで、嬉しくなってしまうのだ。本作はぶっちゃけて言えば、それだけの映画であると言い切ってしまっていいだろう。
主人公は、ふとしたきっかけで知り合った街の女が、巨大マフィアの一商品として使い捨てられる様子を知ってしまう。その巨大組織を、彼の超人的な能力、そう「殺人のプロ」としての能力でぶっ潰してゆく、その過程を楽しむ映画である。
ところがだ、問題はなぜ彼が、自分自身の危険を顧みず、巨大組織の壊滅に立ち上がろうとするのか?
そこまでするには「強烈な動機」が必要だ。
本作では第一に「正義」「ジャスティス」が強調されている。
しかしである。
彼はなぜ、ホームセンターで、平々凡々とした、当たり障りのない生活を守ってゆかないのか? 軽食堂で読書を楽しむ事をかなぐり捨てるのか?
何十年か前に「木枯らし紋次郎」という時代劇が流行った事がある。主人公の決まり文句は
「あっしには関わりのねぇ事で」
それで当然なのである。平凡な暮らしを守るには、出来るだけ厄介ごとに関わらない。むしろ、ほとんどの人は、そういう生き方を選ばざるをえないのである。
「悪」なんて、世の中に掃いて捨てるほどある。一般ピープルとは、そういう「悪」を見て見ぬ振りをせざるをえない、一種の哀しみを抱えて生きているのである。
本作は、そういう「複雑系」のドラマではないのだ。
主人公は、過去になにか強烈な心の傷や「トラウマ」を抱えていたか? その質問には答えていない。これだけの腕を持った超一流の「必殺仕事人」が、仕事としての「殺人」を辞めてしまった何かの理由が見当たらない。
そのあたりはアクション映画の代名詞「ランボー」第一作を観るといい。
ベトナムの戦場で、同僚の身体が爆弾で吹き飛び、自分の身体にへばりついた経験をランボーは持っている。職を探そうにも「ベトナム帰り」と言うだけで「人殺し」と罵られ、最低賃金の仕事にすら就けない。だから、かれは放浪者としての姿でスクリーンに登場するのである。そういう時代の背景を色濃く反映した映画である。
実に良く出来ているのだ。
それと比べて本作はどうだ?
主人公の過去の出来事は? 以前の仕事を辞めた動機は?
仕事としての「殺人」をしていた自分への後悔や、懺悔の感情は? そして、精神や心に、変調は来していないのだろうか?
奥さんとの別れの理由は?
本作では何一つ明らかにされない。
そういう映画ではないらしいのである。
本作はあくまでも名優デンゼル・ワシントンが「殺人マシーン」に一瞬で「トランスフォーム」する様子を楽しむ映画であり、その殺人の手際の良さを楽しむと言う作品なのである。
終盤、ホームセンターが戦場に変わる。
僕はよくホームセンターに通うし、現在進行形で家を作っている。電動ドライバー、電動丸ノコ、手ノコ、のみ、かんな、釘の一本に至るまで、これらは木材に向かって使うものだ。
僕らは知っている。これらは使い方を間違えば、強力な「対人兵器・殺人兵器」に一瞬で変身するのである。
日常生活の中で、それら平和的な道具が、ひっそりとホームセンターの片隅で、真っ当な仕事に使われる事を願ってやまない。
助けることが出来る人
デンゼルは枯れていなかった
あ、ども。
正直、デンゼル・ワシントン主演
で面白かった映画って、、『トレ
ーニング・デイ』くらい?
だったので、期待していませんで
した。劇場に足を運んだ動機はク
ロエ・モレッツが出ているから。
が、良い意味で期待を裏切られま
した。病的なまでの潔癖症という
か、異常なまでの整頓癖を見せる
デンゼルの演技がヤバイ。
しかも、痛い描写&DIY精神溢れ
る殺人スキルが最高。チラシでは
銃を手にしていますが、使うのは
1度きり。なので、このチラシを
手がけた人はわかってねーなー、
なんですが、そんな些細なことを
吹き飛ばす報復行為は圧巻。最後
の最後まで手を抜かない完ぺき主
義っぷり全快。ただただ溜飲が下
がりました。そして、ありがとう!
と心の中で叫びました。
ただ、クロエちゃんが、ちょっと
残念というか、カラダを作りこん
でいない感じでした(彼女はもっ
とできる娘だと思います)。
原作のTVシリーズへのリスペク
トをラストに見せるあたり、セン
スの良さを窺わせますし、間違い
なく、本年度№1のアクションだ
と思います。
デンゼルワシントンー(˘ω˘)
そんなにスッキリ気分になれず。
皆さんスッキリしたと書いてますが、私はそれほどでもなかったです。やっつけたのは小悪だけではないぞという仕上がりになってます。でも、そうしたとしても結局、次の巨悪が育つだけと思えるからです。
もっと派手なエクスペンダブルズ3は、単純でもっともっとスッキリしましたよ。
全311件中、221~240件目を表示