劇場公開日 2014年1月25日

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「トホホ映画」オンリー・ゴッド ハンペン男さんの映画レビュー(感想・評価)

1.5トホホ映画

2014年2月2日
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鑑賞方法:映画館

笑える

前作のドライヴが傑作過ぎてハードルが上がってたってものあるが、それを差し引いても今作は駄作だと思う。

まずストーリー上の細かいディテールが雑。説明するシーンが多すぎるのは良くないが、全くというのも良くない。それはカタルシスされるまで、そのディテールが積み重ねられることで放出された時のそれがより大きくなるからだ。事実、前作のドライヴではその様な手法が取られていた。それが今作ではずっとカタルシスの連続みたいな感じでどうしょうもない結果となってしまった。

また、自分がアジア人というのもあるが舞台設定がバンコクってのもハリウッドの真似事してるみたいな感覚がなんか嫌だった。

そして何よりヴァイオレンス映画として致命的な欠点だったのが敵の親玉の迫力が薄いことだ。このキャスティングミスは痛かった。これが本作品を面白くなくしてる一番の根源だと思う。やっぱり役者ってのは演技が大事なのは勿論だが「顔」って重要だなと。全然怖くないんだもの。冷酷なシーンがチープに見えてしまうって終わってる。刀を抜く時の音も安っぽすぎて笑ってしまった。

ハンペン男