「どんなに批評家に酷評されようとも、「トランスフォーマー」は映画ファンの為にド迫力と娯楽の王道を突き進む!」トランスフォーマー ロストエイジ 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
どんなに批評家に酷評されようとも、「トランスフォーマー」は映画ファンの為にド迫力と娯楽の王道を突き進む!
お馴染みの大ヒットシリーズ第4弾。
アレ、前作で完結じゃなかったっけ?…なんて言うのは野暮。続くのは誰もが分かってたし。
全世界興収は10億ドル超えのメガヒット、しかしながら批評家からはボロクソに酷評。
うん、それでこそ「トランスフォーマー」だ!
前作から4年。
政府によって人類の脅威と敵視され、オートボット狩りから逃げ続けるオプティマスたち。
政府直属の研究機関KSIと、開発した人造トランスフォーマー。
絶滅したと思われたディセプティコンの残党。
そして、恐竜型のダイナボット。
既存や新勢力が入り乱れ、もう何が何やら。
シリーズ何見ても同じと言ってしまえばそれまで。
しかし、ド迫力のロボットバトル、VFX、スケールで見せ場はたっぷり。
何だかんだ言われても、やっぱり男子心をワクワクさせる。
最大の話題は、恐竜型のダイナボット。
ガキんちょの頃見てた恐竜ロボットのアニメ(タイトル忘れた)を彷彿させるような、ティラノサウルス型の“グリムロック”がカッケ〜!
ホント、見たいものを見せてくれるね、このシリーズは。
出来れば劇場3Dで見たかった…。
(前3作は地元の映画館でも上映していたのに、何故か今回はやらなかったのは、この夏結構ショックな出来事…)
キャストを一新しても特に展開に差し支え無いのも、さすが「トランスフォーマー」!
むしろ、オタクな主人公だったシャイア・ラブーフよりタフで男臭いマーク・ウォールバーグの方が合っている?
人間側のドラマも、シャイアの過剰演技と中学生レベルの話で青臭い漫画っぽかった前3作よりかは、マーク演じる発明家のシングルファーザーとその娘の熱い父娘ドラマに焦点を絞り、シンプルで見易い。
娘役のニコラ・ペルツも美人で非常に良い。
にしても、165分は長い。少し睡魔に襲われた。
劇場3Dで見てたら相当疲れただろう。
マークの役柄がオプティマスと偶然出会う田舎の発明家、逃げる時に現れた娘の恋人がレーサーというご都合主義。
さらに中国媚び…などなど言い出したらキリが無いが、そんなのはぶち壊せ!
何を言われようと、「トランスフォーマー」は迫力と娯楽の王道を突き進む!
毎回のように批評家に酷評されながらも見る者を興奮させてくれたマイケル・ベイ監督は本作で勇退。
お疲れ様でした。