劇場公開日 2014年8月8日

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「圧倒的大破壊、再び! 万全の体調でご鑑賞ください」トランスフォーマー ロストエイジ 浮遊きびなごさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5圧倒的大破壊、再び! 万全の体調でご鑑賞ください

2014年8月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

寝られる

壊しまくりのSFロボットアクション超大作
『トランスフォーマー』が新3部作として再始動!

さすがは破壊王マイケル・ベイ監督。
シリーズも4作目だというのに、相変わらず
全編クライマックスみたいなド派手な見せ場だらけ!
そのくせクライマックスではさらに『超』がつくほど
ド派手な見せ場を持ってくるのだから恐れ入ります。

今回は新章スタート&165分という長尺もあって
ストーリーの方もかなり盛り沢山だ。
トランスフォーマー狩り専門集団『墓場の風』!
ある協定の元に彼らに協力する謎の強敵ロックダウン!
“トランスフォーミウム”という金属を巡るサスペンス、
人造トランスフォーマーVSオートボット軍団、
そしてあの仇役の意外な再登板……

しかもこの人造トランスフォーマーがかなりのクセ者で、
タカラトミーが「商品化できねえよ……」と怒りそうな
気色悪い変形をするんですよ。『ターミネーター2』
のT-1000(液体金属のアイツ)みたいな。

そして恐竜型トランスフォーマー・ダイナボットの登場!
ティラノ! スピノ! トリケラトプスにプテラノドン!
ロボット×恐竜なんて……燃えないワケがない(笑)。
こいつらがデカくて強くてカッコいい。
並みいる敵を喰っては捨て喰っては捨て……。

さらには新3部作の1作目ということで
次回作に繋がる謎の敵の存在も浮かび上がる。
シリーズ4作目にしてまだまだパワー全快ですよ。

しかし、マーク・ウォールバーグが発明家って
……み、見えない(爆)。彼、なかなかのマッチョ野郎だし
顔も科学者というよりは……(その辺でやめとけ)。
まあ茶化してはみたが、新主人公勢は違和感ナシ!
新ヒロインは前作までのザッツ・スーパーモデルな
ヒロイン達よりキュートだし、なにより今回はウォール
バーグ演じる主人公とオプティマスの友情がアツい。
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はい、えーと、ここまで誉めまくった訳ですが……
うーむ、うーむ、
これだけ贅沢な映像を見せてもらった訳だし、
他の方の好意評も多いのでなんだか
非常に申し訳ないのだけれど……

個人的には本作、シリーズ中で一番長く感じました。
目に疲れが来る3Dで観たのが良くなかったのか、
レイトショーで観たのが不味かったのか、
はたまた単に疲れてただけなのか。
いずれにせよ……中盤辺りは眠くて眠くて……。

キャラも映像も徹頭徹尾ハイテンションなので
集中して見続けるにはややシンドいし、
アクション演出におけるタメやミエ、緩急の付け方は
イマイチなのであと一歩盛り上がり切らない印象。

まあそれらの難点は前3部作でも感じたのだが、
今回はシリーズ最長の上映時間に加え、
ストーリーが今までより込み入っている分、
前作より鑑賞に体力が必要なのかもと感じた次第。

とにかく、なるべく体調を万全に整えて
鑑賞した方が良いと言いたい訳です。
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以上!

前述通り、
ある程度気合いを入れて観た方が良いと思うが、
アクション演出のド派手さや贅沢さで言えば
8月8日現在で間違いなく本作が今年イチバン!
観て損ナシです。

爆破シーンも銃撃戦もカーチェイスもロボットバトルも
もうお腹いっぱい!というくらいに観られますよ。
夏休みにスカッとする映画を観たいという方には
全力でオススメ。

〈2014.08.08鑑賞〉
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余談1:
もしかして今回のダイナボット登場って
『GODZILLA』公開に合わせたのかしら、と、
クライマックスの恐竜勢揃いのシーンを観て思った。
ティラノサウルスなのに火ィ吐くし(笑)。

余談2:
マーケティング的に有利ということで、今回の
クライマックスはすべて中国で展開されとります。
まあ、何と言うか、『そういうのニガテ』
という方はちょっとご注意を。

浮遊きびなご