劇場公開日 2014年5月10日

「【早見あかりさんの美しき横顔に魅入られた作品。今作のフライヤーがあっという間に無くなったり、ボスターが盗られたり・・。青春の恋愛の切なさと秘められた”嘘”を”怖く、怖く”描いた映画でもある。】」百瀬、こっちを向いて。 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5【早見あかりさんの美しき横顔に魅入られた作品。今作のフライヤーがあっという間に無くなったり、ボスターが盗られたり・・。青春の恋愛の切なさと秘められた”嘘”を”怖く、怖く”描いた映画でもある。】

2020年1月7日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

知的

 早見さんは、絶対にハーフだろうと思いながら、鑑賞。

 冒頭、相原ノボル(向井理)は15年ぶりに母校へ向かう。文學新人賞を受賞した記念にと、母校で講演をするために。
 街中を歩きながら、15年前の苦々しい”嘘”を思い出すノボル・・。

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 相原ノボル(竹内太郎)は、冴えない高校生。
 先輩の学校一の人気者の先輩、宮崎瞬(工藤阿須加)に呼び出され、ショートヘアの鋭い目つきの”ちょっと日本人離れした”女子、百瀬陽(早見あかり)を紹介される。
 瞬は、本命の恋人神林徹子(石橋杏奈)がいたが、校内で百瀬と付き合っているという噂が流れ困っており、ノボルに百瀬と付き合っている”フリ”をしてくれと頼まれる・・。

 勝ち気で自由気ままな百瀬と、引っ込み思案なノボルの偽装恋愛劇が始まる。
 百瀬は瞬を「舞姫」の”ニル・アドミラリィ”な”舞姫”の主人公に例えたりしながら、(うーん青臭いぞ、文學少女・・。良い・・。)ノボルを振り回す。

 瞬はノボルと百瀬をダブルデートに誘うが(工藤阿須加の能天気振りが鼻に付くがスルー・・)、徐々に不穏な空気が漂い始める。

 デートの際に、徹子は宮崎に”落ちていたのを拾った”と”鬼灯”を渡す・・。

 そして、宮崎と徹子と別れた後、百瀬の言い放った言葉とノボルの取った行動。

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 舞台は再び15年後へ。

喫茶店で15年ぶりに会った、今は宮崎の妻になった徹子(中村優子)に対し、相原ノボル(向井理)は 彼女が花言葉に詳しかったことを思いながら、”知っていたんですか・・” と聞く・・。

 徹子は ”笑みを浮かべながら” ”秘密よ・・”と答える・・。

 ”鬼灯”の花言葉や”舞姫”のエリスの行く末を知っていると・・。
 怖い、怖い、怖すぎます・・。

 原作を著した中田永一はホラー作家”乙一”であることも知っていれば、納得であろうストーリー構成である。

<4人の中で、真に純真だったのは誰だったのか。早見あかりさんの鮮烈な映画デビュー作であるとともに、怖い怖い青春映画でもある。>

<2014年5月11日 劇場にて鑑賞>

NOBU
やきすこぶさんのコメント
2020年9月19日

返信不要とのことですが、こちらに少しだけコメントさせて頂きます。(ネタバレ注意?)

私、映画は観てないんですよね。
原作だと主人公はその後も百瀬と関係が続いているのが、最後に分かって嬉しかったんだけど、映画は切ない感じになっているのですかね。
早見さんは、この映画は代名詞みたいになってますね。『百瀬、こっちを向いて。』の早見あかりって感じで。

お邪魔しました。

やきすこぶ