「文句を言うような大人にはなりたくなかったけど...」百瀬、こっちを向いて。 ひらつかさんの映画レビュー(感想・評価)
文句を言うような大人にはなりたくなかったけど...
匿名で文句を付けるようなことはできるだけしたくないけど、原作のファンとして言いたいことをまとめました。(あくまで個人的な見解です。)
まずキャスティング。
これに関しては、ほぼ言うことはないのですが、僕が文章のみで頭の中で描いた百瀬陽はおかっぱとゆうよりか、すこしくせっ毛のあるどこか野生動物を彷彿とさせるような髪型を想像していて少し整いすぎているかなと思った。そして、これはもうどうしようもないことなのだけれど、早見あかりさんの肩幅が少し広くてまたこれもイメージとかけ離れていた。僕が思い描いていた百瀬は、階段を2段飛ばして駆け上がるような、風が少し吹けばふわっと身体が浮き上がってしまうような華奢な肉体、ストンと擬音が入りそうな肩幅、こんなものを想像していたので個人的には残念でした。理不尽であることは重々承知です。
1番言いたいのは、相原ノボルの高校時代を演じている役者の演技。大人になった相原ノボルを演じた向井理さんに関しては「さすがだな」という印象を受けるのと同時に「男前すぎるやろ」という思いもありました。ただこの高校時代を演じた役者。顔は丁度いい。だがしかし演技がもったいない。たしかに原作でも相原ノボルは陽の当たらない陰気なキャラで、オタクとゆう表現が1番当てはまるのかもしれない。自分のことを人間レベル2だと言い、学力もコミュニケーション能力も平均以下だと自虐する。だけどどこか知的な雰囲気が漂っていて、物事を客観視できる能力があるんだなぁ、と原作では感じた。
だが映画では、喋り方が本当に気持ち悪い。
ちょっと耐えられずにまだ全て見れていない俺。
1.25倍速なら見れるかも、
とゆうレベルである。
話は変わるのだけれども、言いたいことは他にもある。
最初の相原と神林先輩が再会するシーン。
あまりにも相原が喜んでいるように見えない。
紆余曲折を経て相原は神林さんと打ち解け本当の友達のように話せるようになったはずだ。
なのになぜずっと下を向く。
そのテンションなのに、なぜ「もう少し話しませんか?」などと言える。
とは思った。
見てられなくなってこれを書き今見た場面のことしか話せなかったし、言いたいことをただただ指に乗せただけなので、しぬほど拙い文章、誰かを傷つける文章になっているかもしれない。けれども1原作ファンとしてこれだけは誰かの目には届いて欲しかったのでここに書きました。すいませんでした。