あの頃、君を追いかけた(2011)のレビュー・感想・評価
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昔の台湾映画を観たくなった
個人的にはスチール写真で騙された、という感じ。久しぶりの台湾映画だったけど、韓国映画ともども随分大衆化されたなーと、感慨。これは原作者による初の映画化ということ? キャラクター付けやらが非常にテレビ的、マンガ的で、アメリカ娯楽映画的なエンターテイメントっていえばエンターテイメントなんだけど決してうまいわけでもなく、幼稚でくどかった。でも、他愛もない誰にでもある共感性でラストは涙が絞り出されはする。特に結婚式のあのシーンはそれまでの凡庸さから飛び抜けていていいです。
「サニー」にも同じわかりやすい、くどい大衆性がありましたが、エンターテイメント性(楽しませなきゃ)がなんか面白さを削いでる気がして自分には馴染まず。と、いうか昔の台湾映画はやはり素晴らしかったな。このネタは圧倒的『横道世之介』推しで。
そうだよなぁ
人それぞれある、あの頃の青春を思い出す。
<解説> 台湾の人気作家ギデンズ・コーが、自伝的小説を自らのメガホンで映画化し、台湾・香港で記録的ヒットを叩きだした青春ラブストーリー。1990年代、台湾中西部の町・彰化。男子高校生コートンは、悪友たちとつるんでくだらないイタズラで授業を妨害しては担任を困らせていた。そこで担任教師は、優等生の女子生徒シェンを監視役としてコートンの後ろの席に座らせることに。コートンは口うるさいシェンをわずらわしく感じながらも、次第に彼女にひかれていく。
この二人の距離が縮まっていく描写がとても微笑ましくて、にやにやして鑑賞せざるを得ない。テストで勝ったはずなのに、シェンはコートンのお願いを実行するところなんかはキュンキュンしました。ファーストカットと青いシミの着いた制服シャツなんかそんな馬鹿なぁ~と思いながらも、心の奥でいいやんけぇと思いました笑
それと日本の文化(特に漫画)なんかを小ネタとしてたくさん入って、日本人からすると少し誇らしい気分になりますし、台湾への親近感が増しました。多分びっくりすると思います!!
ラストは男にとって何とも言えない気持ちにさせてくれます。
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