「青春がギュッと詰まった作品」あの頃、君を追いかけた(2011) 白波さんの映画レビュー(感想・評価)
青春がギュッと詰まった作品
90年代の台湾を舞台にした青春の物語。
誰にでもある、バカなことばかりしていた学生時代の一コマを描いています。
細かい下ネタが多く、主人公の家は裸族(母除く)。
食卓の場。箸で持っているでかいフランクと、丸っとしたエリンギもあえてだろう。いや絶対。
本当にどうでも良いエピソードの繋ぎ合いなのだけれど、何処か懐かしくて心地良いんです。
作中に「スラムダンク」がちょいと顔を出したと思ったら、さらに井上雄彦死亡説まで出してきたりと、かなり好きな様子。
他にも天下一武道会やはじめの一歩ネタも出てきて、日本のサブカル大好きな様子。
あとAVネタも。飯島愛の名前とか懐かしいくて、何とも時代ですね。
そんな馬鹿馬鹿しい連続ですが、実は思ったよりキラキラしていて、でもやっぱり服脱ぐのは忘れてなくて、皆それぞれの道に旅立って行く姿を描き切っていました。
最後の言い放つセリフもすっごいグッと来るんですよね。
青春がギュッと詰まった、何とも素敵な作品でした。
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