マッキーのレビュー・感想・評価
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『バーフバリ』の監督によるバカバカしくも本気な野心作
悪党に殺された主人公が、ハエに転生して、愛する女性を守り、悪党に復讐するために戦いを挑む!
完全にバカ映画のアイデアだが、バカ映画も中途半端には仕上げないのが、インド映画のサービス精神の豊かさ。ハエになるまでの前半戦は、王道のロマンチックコメディとして楽しめるし、後半の復讐戦になると、超ダンディな悪役スディープが(なんでか映画スターのスディープが自分の名前のまま演じている)血まみれになりながら、全力でハエと戦ってくれるのだ。
ハエはもちろんCGなので、撮影現場ではスディープはたったひとりで見えないハエと格闘していることになる。その本気かつ捨て身の演技が、本作の最大の見どころであり、VFXを駆使しながらも、手作り感あふれる愛らしさが全編に漂っているのがいい。
そして本作を大ヒットさせたラージャマウリ監督は、そのエンタメ力を遺憾なく発揮して『バーフバリ』二部作をものにしてしまうわけで、監督力というものを堪能するためにも、『バーフバリ』とセットで観て欲しい快作だと思う。
ザ・フライ‼️
私はハエが大嫌いです‼️虫の中でも3番目に嫌い‼️そんなハエをここまで可愛く、共感できる存在として描くなんて‼️「RRR」で世界的にブレイクしたインド映画、「RRR」の監督さんが描いたこの作品、「RRR」に勝るとも劣らない快作だと思います‼️ホントに面白い‼️悪辣な実業家に殺された主人公がハエに生まれ変わり、恋人を実業家から守ろうとする物語‼️ヒロインがハエにゴーグルを作ってあげたり、カセットのテープの上でランニングしたり、実業家が運転中に目潰しをして事故を起こさせたり、リアリティがあるのかないのかわからない、楽しいシーンの連続‼️インド映画恐るべしですね‼️
面白かった
ハエの容姿に耐えられるか?と思ったけど、気づいたらハエを応援してました(≧∇≦)
普通に面白かったです。
ラージャマウリ監督ってユニークな方なんですね。
ヒロインの趣味も伏線になっていて納得です。
あの謎の超美人に関するストーリーはどこに消えたのか
インド映画ですが、CGが濫用されていて、実写映画というより「蠅のアニメ」に実物人間をはめ込んだ、というような趣の映画です。
なにしろ主人公は、登場するやいなや蠅でも踏み潰すかのように悪党に殺されてしまい、蠅に輪廻するというのですから。
知性を持った蠅ならではの復讐の数々に笑ってしまいますが、それもこれもいわばマンガだからできるネタ。
いわば実写を交えた「蠅マンガ」なんですね。
なんの知力も必要とせずに単にワハハワハハと笑っていればいい、そういう映画でした。
ストレス解消には良いのかも知れません。
余談になりますが、映画始まってまもなく、敵役の悪党が射撃場でエロエロ超美人を口説くわけです。
その美人のエロっぽいこと。
それなのに、二人のサイドストーリーがまったくプツンと消えてしまったのが残念でした。
この時点では、主人公はこの超美人なのかと勘違いしたほどでして、逆に本物の主人公の女優さんは垢抜けません。
そういうのが良いという人には良かったのかも知れませんが、私にはなんだか燃焼不足に感じたのでした。
「愛すべきバカ映画」のお手本。絶賛に値する!
バカバカしさもここまで行くと痛快無比としか言いようがないが、面白い映画を撮る技術をちゃんと監督が持っていて(のちのバーフバリを観れば明らか)、しっかり作られているから面白くなる。バカバカしくてもテキトーに作っているのではなく本気度がビシビシ伝わってくるから、降参するほかない。こういう作品は大歓迎です!
ハエに転生して敵をやっつけろ!
マッキーとはハエの意。マイクロアートが趣味の女学生ビンドゥ、その彼氏ジャン、脱税裏切り人殺しの悪社長スディープ。始まって30分でハエ目線のまるでピクサーアニメーションみたいな思いきったカメラワーク。車の空気口から入ってスディープの眼球アタックから大クラッシュになり、フロントに「I will kill you」で暗転休憩となる前半一番のクライマックスシーンはテンション激上がり。カセットテープでルームランナー、ミニチュアハエメガネ、プラスチックアレイ、スマホをステージLEDにするなど小物を使ったアイデアが豊富。唐突の奇術師。
ビンドゥがハエと会話できちゃうとか、 大爆発に全く巻き込まれないとかツッコミはあるがそれを上回るエンタメで総じて満足度が高かった。ラストはハエダンス「マッキマッキ♪」。
意外と面白かったw
インド映画初めて見たのですがインドの文化や生活なども見れて面白かったです。
映画のストーリーはハエが自分を殺したやつに復讐するというストーリーですがこの発想が面白いと思いましたwハエが筋トレをしているシーンは滑稽でおもしろかったです(^O^)
視点の面白さ!
ヤッターマンが面白くて、ガッチャマンがfuckだった訳が本当に良く解る作品でしたね…
序盤の重さは確かに有るし。
主人公早々に退散するし。
おバカ映画ったらその通り!
でも、インド版ファンタジー映画の妙、思いっきり振り切った勝ちです。
惜しい伏線も色々残ったままだけど…CGの蝿に感情移入出来た時点で見事。
悪役がイケメン過ぎなのも◎
新年早々、美味しい一本でした!
五感が刺激されました。
面白かったです。
最近は、ボリウッド映画に恵まれているので、見に行きました。
予想通りの面白さで満足した作品です。
もう題材からして、心が踊りました。
なんたってハエですから。
ハエが主役の映画って、自分が知る限り「ザ・フライ」以来ではないでしょうか。
しかも、生々しい程にリアルで、巨大なスクリーンにそのフォルムが現れるところなどは、刺激的です。
その手の描写が苦手な方は、注意が必要ですよ。
ストーリーは、意外と普通の展開ですが、ボリウッドならではの新鮮味が所々感じられるので、飽きる事はありませんでした。
ただ、若干ブラックジョークもあると思います。
軽快な話を期待する方には、首を傾げてしまうかも知れません。
既存のバイオレンス作品に飽きた方にオススメです。
フマッキーラ〜〜〜!!
ポスターを見ても分かる通り、表は建設会社の社長だが裏では極悪非道の限りをはたらくスディープと人間から生まれ変わった小さなハエが主役。そして美人のピンドゥを絡めた三角関係がコトの始まりだ。
ほとんどの時間を、スディープとハエの攻防に費やす。
VFXのレベルは粗いが、この作品の面白さを左右したりはしない。
金があり、なんでも一流にこなし、女にモテモテのイケメン、スディープがたった一匹のハエに翻弄され、やがては憔悴していくサマがなんとも楽しいのだ。
全篇、スディープの一人芝居と言ってよく、CGのハエを相手に面白いリアクションを見せる。
やがてはハエと人間の頭脳戦に持ち込んでいく脚本の質の高さは、VFXに頼りっぱなしのハリウッド大作を嘲笑うかのようだ。
ハエとなったジャニが恋人のピンドゥに、どうやって自分の存在を知らせるのかも見どころ。もちろん、宿敵スディープにもただのハエでないことを知らしめなければならない。素性を明かすシーンはなかなかにインパクトがある。
ヒロイン、ピンドゥは恵まれない子どもたちのための慈善活動を行うNGOメンバーの代表格だが、マイクロ・アーティストという側面をもつところもミソ。
極小のものを作るのが得意なのだ。ハエとなったジャニのために製作するアイテムにも笑える。
もちろんハッピーエンドだが、この先、ピンドゥは自由に恋ができるのだろうか? ハエが邪魔しなきゃいいがと心配になる。
インド映画にしては歌と踊りのシーンが少なめで、話がテンポよく進む。
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