「久々にゾッとするホラー」喰女 クイメ 作品に向き合うゆき平さんの映画レビュー(感想・評価)
久々にゾッとするホラー
あまりにも最近の日本のホラーは酷いものばかりだったので久々にゾッとするホラーを見れて良かった。
ただし、よくある音で驚かせるお化け屋敷のような感覚のホラーを期待するといろいろな意味で痛い目にあう。
雰囲気的にはこの監督の『インプリント〜ぼっけぇきょうてぇ〜』のような感じ。
この作品でも淡々とした感じでしたが、今作も淡々としていて舞台まわしの演出や静かに描く嫉妬、狂気、執念さは万人受けはしないと思います。
それに痛い描写も満載でPG12指定だからと甘くはみてはいけない。
とくに、妊娠中の方は鑑賞を控えた方がいいでしょう。
そして、今作はただのホラーじゃなく男女で評価が変わる作品。
男から見たらホラーだけど、女性から見たら海老蔵の最低さにスカッとさせられる爽快さもあると思います。
だけど、普通に見たら訳わからない作品なのでやはり万人受けはしない作品。
三池崇史監督のファンや舞台を見ている女性にしかオススメはできないかな…。
とにかく人によるが、自分は久々のホラーな作品を見られて満足でした。
伊藤英明…方向性、見失ってるな…
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