「【周防監督、京都の花街を舞台にコメディ作品を描く。上白石萌音の初出演作で、和風ミュージカルの佳品。】」舞妓はレディ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【周防監督、京都の花街を舞台にコメディ作品を描く。上白石萌音の初出演作で、和風ミュージカルの佳品。】
京都の花街の実在の名前を微妙に変えて舞台に。”上七軒→下七軒”
京都の花街に通い始めた頃に観たので、お茶屋も含めてどれだけきちんと描いているかにも興味を持ちつつ、鑑賞。
架空の花街を再現したセットも”セットぽくて”宜しい。
劇中、披露されるミュージカル・ナンバーも
・”男衆の歌” 竹中直人の低音が響き渡る、宜しい。
・”京都盆地に雨が降る” とても、良い。
・”その糸はなぜ赤なの?” 小日向さんの都都逸の入りも宜しい。
・”舞妓はレディ” メイン・テーマ 上白石萌音さんの綺麗な歌声が良い。
今作はタイトルも含めて、”マイ・フェア・レディ”を意識して制作されているのは直ぐに分かるが(誰でも分かる)、和風ミュージカルとして、エンターテインメント作品としてきちんと成り立っていた。
<取り分け、近作の邦画では予算の関係上余り観られない”ほぼ”オールセットで撮影した周防正行監督の拘りが感じられて良かった。美術の方々の奮闘ぶりも嬉しい。>
<2014年9月13日 劇場にて鑑賞>
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